アイコン 経産省/7月の鉱工業生産3.2%増 設備投資回復鮮明に

7月の鉱工業生産速報は前月比3.2%の上昇となり、6月の落ち込み分を取り戻した。
先行き8月、9月の予測指数も上昇見通しとなり、緩やかながら上向きが続き、7~9月は前期比2.0%を超え、生産の増勢は、これまでより強まる見通し。

<7月分速報>
季節調整済指数:生産 97.7(平成22年100)
前月比   3.2%:2ヶ月ぶりの上昇
はん用・生産用・業務用機械工業、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業等が上昇

<出荷 94.9>
前月比   1.3%:2ヶ月ぶりの上昇
はん用・生産用・業務用機械工業、電子部品・デバイス工業、鉄鋼業等が上昇
モス型半導体集積回路(メモリ)、デジタル伝送装置、軽乗用車の順に上昇に

<在庫 108.6>
前月比   1.5%
輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、鉄鋼業等が上昇

<在庫率 110.5>
前月比 ▲0.5%:2ヶ月ぶりの低下

<予測調査>
8月前月比0.2%の上昇を予測
情報通信機械工業、電子部品・デバイス工業、紙・パルプ工業等が上昇
9月前月比1.7%の上昇を予測
はん用・生産用・業務用機械工業、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業等が上昇

<注目点>
搬送機械装置などの内需関連機械=資本財が増勢しており、設備投資回復へ明るさを増している。
また、情報通信機械は、データ通信用の基地局増設などで7月の生産は前月比9%の高い伸びを示している。

[ 2013年8月30日 ]
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