アイコン IHI/米ナイトロシジョン社を買収 原子力施設の除染・解体技術保有

 IHIは7日、超高圧液体窒素による原子力発電設備等の除染・解体技術を有するナイトロシジョン(NITROCISION)社を買収し、米国の子会社(IHI Southwest Technologies,Inc.)の傘下としたと発表した。
本技術は、ナイトロジェット(NITROJET)と呼ばれ、1990年代初めに米国エネルギー省(DOE)のアイダホ国立研究所(INL)において開発された技術。
超高圧の液体窒素を対象物に吹き付けることにより、配管、金属構造物、タンク等の洗浄や切断、またコンクリートのはつり(汚染された表面層の除去)等を行うことができる。

ナイトロジェット(NITROJET)の特徴
・従来の除染技術と比較して除染効率が高く、コンクリートでは1回の操作で表面から深さ40mmまではつることができる。特に壁や天井のコンクリートに対しては、従来の機械式と比較して10倍以上の速さではつることができる。
 
・一般的な除染技術であるウォータジェットに比べて汚染水の発生が無いため、非汚染部位の二次汚染がなく、処理コストを削減することができる。

・操作時に発生するのは窒素ガスだけであり、環境への影響がない。
 
・研磨剤を使うことで厚さ50mmのステンレス鋼も切断可能であり,切断対象物が高温とならないため、火気を嫌う引火性の物質を含むものに対しても使用できる。

 ナイトロシジョン社は、アイダホ国立研究所より本技術の全世界でのライセンス使用権を得ている。
ナイトロシジョン社を傘下とすることにより、IHIグループは、欧米で開始されている原子力発電施設の除染・廃炉事業への参入を図るとともに、今後拡大が予想される国内の除染・廃炉事業にも本格的に参入していく予定ちとしている。
以上。

膨大な除染費用だけ費やし、効果の上がらない放射線除染作業、汚染水を中央のお役所お墨付きで農業用水路に流すイカサマ除染。
遅々として進まない除染。特別手当もなく超低賃金でこき使われている一部除染作業者。禁止されている少年を平気でこき使う除染作業業者。
原発管理能力を欠落させた東電に、ここに至ってもすべての責任を押し付け、すべての作業をやらせている国の逃げ腰。

[ 2013年8月 8日 ]
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