アイコン 東電の地下水対策破綻 汚染水毎日300トン海流出 凍土方式で堰き止めへ

東電福島第一原発の建屋近くの地下水から高濃度の放射性物質が検出されている問題で、政府の原子力災害対策本部は7日、1日あたり推定300トンの地下水が放射性物質で汚染され、海に流出しているとの試算を明らかにした。
東電による汚染水対策は破綻しており、政府は国費を投入して対策に乗り出す方針を固めた。
国の対策は、「凍土方式」、マイナス数十度の冷却液が循環する管を、建屋周囲を取り囲む形で少なくとも1.4キロメートルにわたり一定の間隔を置いて埋設。土を凍らせて地下水の流れをせき止める。政府と東電は、15年度前半の運用開始を目指している。
以上。

以前、同じように海に漏れ出ていたことがあり、大騒ぎになったことがあるが、当時NHKによる現場作業員への取材で、作業員は、漏れ出ている箇所は1ヶ所ではなく、いろんなところから漏れ出ていると証言していた。
記者たちが、現地でもお膳立てされた取材しかせず、潮の引いた海側から見ないことから、誰もそれを証明することもなかった。

建屋の地下が東日本大地震や爆発でひびが入り、度重なる大きな余震でそのヒビが拡大して地下水が水圧の関係もあり、建屋地下に大きく入り込んでいる。こんなことやっていたらイタチゴッコ、当面ラチはあかなかった。今回、国主導で対策を練るとしているが遅すぎる。

ここまで問題を大きくしたのは、国にある。
東電・東電と国は責任回避ばかりするが、国全体が原発爆発で非常事態の中、いい加減なもの。爆発したときから東電の管理能力はすでに終わっている。
爆発直後から、一帯の高線量地帯を全部国が買い上げ、地下水を福島第一原発一帯から遮蔽し、地下水を迂回させ、建屋に流入しないようにしていたら、夥しい汚染タンクやプールなどほとんど必要もなかったろう。

国費投入がどうのこうのケチくさいことを言っている場合ではない。また、住民の土地がどうのこうの言っている場合でもない。凍土方式でも何でもあれ、建屋へ流れ込む地下水脈を遮蔽することである。

 

[ 2013年8月 8日 ]
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