アイコン ソニー/映画・音楽配信事業でバィアコムと事業提携へ

WSJなどは、ソニーがメディア界の巨人であるViacomのケーブルチャンネルをインターネット接続テレビ上のサービスとして取り扱う仮契約を結んだと報じた。
ViacomはNickelodeonやMTV、Comedy Centralなどのケーブルネットワークを所有しているほか、パラマウント映画を傘下に持つ。

以前の報道でソニーは、テレビにおける堅牢なオーバーザトップ(OTT)オプションを開発する戦いで、世界の大手IT企業と競合する立場にあるとされていた。

Intelは2013年中にテレビサービスをリリースすべく取り組んでおり、AppleとGoogleも同様のサービスの提供を目指していると伝えられている。
WSJの報道によると、ソニーのサービスの目的は、従来からあるケーブルチャンネルとオンデマンドのコンテンツをストリーミングすることにあるという。
これによりソニーは、テレビ市場に進出しようとしているIT企業だけでなく、衛星テレビやケーブルテレビの事業者と直接競合することになる。
番組は、ソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション」の新モデルや同社の高精細テレビ「ブラビア」に配信する。将来的には、同社のタブレット端末や携帯電話端末にも配信する可能性があるという。

ソニーは、タイム・ワーナー、CBS、ディズニーとも番組配信を交渉しているとされていた。

Viacomの広報担当者はコメントを控え、ソニーの米国法人はコメントを拒否。タイム・ワーナー、CBS、ディズニー、バイアコムもコメントを拒否しているという。

映画や音楽のエンターテインメント事業の一部分離上場の提案していたソニーの筆頭株主で、米のハゲタカヘッジファンドのサード・ポイントを率いるダニエル・ローブ氏は8月6日、ソニーが来年5月の年次総会までにエンターテインメント事業の改善案を示し、財務目標を設定することを期待していると表明していた。
ソニーは日本バブル真っ只中の1989年(平成元年)、コロンビア映画(現、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)を買収したが、今やソニーの経営不振から、映画事業をアメリカに取り戻したいとして米国ハゲタカが狙っている。

アメリカのハリウッド映画には、20世紀フォックス(メディア王マードック系)、ユニバーサル(NBCユニバーサル系)、コロンビア(1989年ソニー系)、ワーナー(総合メディアのタイムワーナー系)、パラマウント(Viacom系)、MGM(大手独立系)、ユナイテッド・アーティスツ(MGM系)などがある。

[ 2013年8月17日 ]
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