アイコン 台湾客を取り込もう 空前の日本旅行ブーム 上半期111万人

 日本の観光業界は、韓国の客がどうの、中国の客がどうの、その国の反日政策により、ガタ減りしている中韓の来なくなった観光客の回復にエネルギーを注ぎこむより、空前の日本旅行ブームとなっている台湾客をターゲットにした方が、よほど効果がある。

日本を訪問した外国人の数が、単月ベースで過去最高となる中、今年1月から6月までの上半期に台湾から日本を訪れた旅行者数が約111万人と、過去最多を記録している。それも、前年同期の5割増に急伸している。
台湾の交通部観光局のまとめで21日までに分かった。台湾で日本は人気の旅行先だが、円安などがこれに拍車をかけたとみられ、地元紙は「年間で空前の200万人超も」との見通しで報じている。

 同局によると、今年上半期の日本への旅行者数は110万9225人。昨年同期の73万1373人から約52%増で、全海外旅行者のうち5人に1人が日本を訪問したことになる。

 日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所(大使館に相当)が2008年度以降実施している対日世論調査では、行きたい海外旅行先では、日本が毎回1位を占めている。
日本への年間旅行者数は10年が約138万人、震災が影響した11年は約114万人に落ち込んだものの、12年は約156万人に達した。(13年は上半期だけで111万人に達している)

 11年11月の日台航空取り決め(オープンスカイ)による新規路線増や、安倍政権発足後の円安が背景とみられ、今春の花見シーズンから勢いづき、夏は人気の北海道でツアーバス不足が問題になるなどしたという。
台北市内の旅行社によると「すでに秋の連休から紅葉シーズン全般にかけ、航空券が取りにくい状態」という。
 一方、日本からは、政府が反日策動する中国や韓国への旅行者がガタ減り、台湾への旅行者数は年々伸長し、昨年は約143万人と過去最多を記録している。

台湾内政部が発表した上半期の出入国統計では、1~6月の出入国者数は延べ1,811万人で、前年同期から6.4%増加した。
海外から台湾への渡航者数を国・地域別にみると、中国大陸(香港・マカオ含む)が51.9%で最も多く、次いで日本が17.4%、米国が5.3%だった。
内政部によると、海外からの渡航者の来台の目的は、観光が67.3%で最多、次いで商用が12.4%だった。
また、同時期に海外に渡航した国民の数は延べ529万人。最初の目的地では中国大陸(同前)が50.6%で最多、次いで日本が21.0%(529万人×21%=111万人)で2位だった。

 台湾の超有名な女優を主演とする映画のロケ地を北海道に誘致すれば、その映画は必ず中国で必ず鑑賞され、再び、北海道は中国ブームに沸くことも考えられる。それでなくても台湾客が大勢来ることになる。
日本も国策として、こうした文化交流の、映画ロケ地の誘致を支援すべきである。クールジャパンだけが能ではない。
 

[ 2013年8月22日 ]
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