アイコン 「くまモン」がハーバード大学で講義 すごっ!

くまもん日本各地や海外へも進出している「くまモン」が今度は、アメリカのハーバード大学で11月特別講義を行うことが決定した。
熊本県の蒲島知事が、かつてハーバード大学の大学院で、政治学の研究を行っていた縁で実現したもの。
講義では、蒲島知事と一緒に「くまモン」が登壇し、政治学を学ぶ学生などを対象に講演を行う予定。熊本県のキャラクターとして地域振興などに貢献する「くまモン」の活躍ぶりやその秘けつを政治学の視点で分析した講演内容となる。
以上。

「くまモン」が大きな経済効果をもたらしているのは、まずは人気の創出、地元で人気化させるためバンジージャンプだって行う根性派で行動派、マスコミがそのつど取り上げ、人気は急上昇、2011年にはゆるキャラグランプリで優勝し、その知名度を利用して全国へ、その後も東日本大震災の被災地では多く人たちを激励、全国各地や海外へも、熊本県のPRで飛び回っている。
既に県の営業部長まで出世し、それに「くまモン」SONGもある。
「くまモン」の経済効果の演出は、こうした「くまモン」の人気を利用した熊本県の戦略にある。先行した人気キャラのようなパテント使用のゴタゴタ問題など一切なく、商標権を持つ熊本県が、熊本県の経済効果が望める産品使用の商品・製品に対して、県内外問わず申請だけで商標使用を認めていることにある。
熊本県産物に対しては至って認可もゆるく、瞬く間に広がり、食材から農産物、土産菓子、お菓子、ジュース、各種人形など一大ブームを作り上げた。
また、一ブームに終わらせることなく、その人気の拡がりに対する努力も常に「くまモン」を行動させることで人気の継続をはかっている。
こうして、「くまモン」の経済効果は、今や数百億円にのぼっているとされている。
2012年では、判明分(登録2,112社中1,172社の分)だけでも、2011年の11倍以上にあたる293億6,000万円。内訳は食品関係が約250億円、グッズが26億円などとなっていると報じられている。

<くまモンの誕生秘話>
九州新幹線開業に向け、熊本が埋没するかも知れないという危機感から、熊本県出身の放送作家小山薫堂氏が「くまもとサプライズ」運動を提唱、小山氏は友人であるアートディレクターの水野学氏(グッドデザインカンパニー)へデザインを依頼、始めは「くまもとサプライズ」のロゴデザインの依頼のみ、水野氏はもっと効果的にアピールできるとしてキャラクターの展開を逆提案し、小山氏はこれに乗った。案を熊本県へ提案、渋る職員に対して蒲島知事の決断により、提案が受け入れた。水野氏はキャラクターデザインも手掛け、熊本県のPR活動に使用するキャッチコピー「くまもとサプライズ」とマスコットキャラクター「くまモン」を2010年3月発表して誕生した。
「くまモン」は、提唱者の小山薫堂氏・デザイナーの水野学氏と蒲島知事の連携により誕生したものである。

<蒲島郁夫県知事プロフィール>
蒲島郁夫(1947年1月28日生 )は、日本の政治家。熊本県知事。政治学者。東京大学名誉教授。政治学者としての専門は、政治過程論、計量政治学。Ph.D.(ハーバード大学、1979年)。熊本県鹿本郡鹿本町(現・山鹿市)出身。
高校時代は「220人中200位」の劣等生だったが、政治家、小説家、牧場主のいずれかになることを夢見ていたという。
卒業後は自動車販売会社に勤めたが3週間で辞め、地元の農協に就職。農業研修で渡米したことが転機となり、途中で学問の道に転身。ネブラスカ大学で畜産学を修めた後、政治学に転向し、ハーバード大学大学院で博士号を取得。
異色の経歴が話題になることもしばしば、東京大学教授就任時には「農協職員から東大法学部教授に」とマスコミを賑わせた。
大学院時代は、サミュエル・P・ハンティントンやシドニー・ヴァーバの指導を受け、帰国後は政治学者として投票行動の実証的研究や政治参加に関する政治発展理論において業績をあげた。
2008年から熊本県知事を務め、2010年3月「くまモン」を登場させ、2011年にはゆるキャラグランプリで優勝させるなど「くまモン」同様ユニークなお人だ。

[ 2013年8月28日 ]
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