JPモルガン「ロンドンの鯨」の62億ドルの巨額損失隠し 910億円の罰金刑/SEC
JPモルガン・チェースは19日、デリバティブ(金融派生商品)取引にからむ巨額損失問題で、米証券取引委員会(SEC)など米英の4当局と、計9億2千万ドル(約910億円)の罰金を支払うことで和解した。
JPモルガンのロンドン支店では昨年、取引額の大きさから「ロンドンの鯨」と異名を取った元トレーダー、ブルーノ・イクシル氏らが関与したデリバティブ取引の失敗が発覚。
取引記録を改ざんするなどして改ざんした損失金は、イクシル氏の所属部門の損失額が約44億ドルとされていたが、その後拡大して約62億ドル(約6100億円)の損失となった。
SECは19日の声明で、同社幹部は昨年4月の時点で巨額の追加損失を認識していたと指摘しての罰金刑を言い渡した。
[ 2013年9月20日 ]
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
コメント