アイコン サガン鳥栖/スタジアム命名権募集中、ベストアメニティ更新せず

サッカーJ1のサガン鳥栖のホームグラウンド「ベストアメニティスタジアム」を所有する鳥栖市は、来年以降の「命名権」を購入する企業を募集していたが、締切日の31日までに応募した企業はなく、今後、条件を引き下げて再度、募集するかどうか検討していくことにしている。
これまで、企業名のベストアメニティ(福岡県久留米市三潴町)が、命名権を取得し、会社名をそのままスタジアム名としていた。しかし、今回契約の更新をしなかった。
鳥栖市は今回、募集にあたって、年間契約料5000万円以上、スタジアムの愛称に「鳥栖」の名称を付けることなどを条件としていた。

しかし、締切日の31日になっても応募者はなかったという。
鳥栖市は、命名権を販売するのにスタジアム名に「鳥栖」を入れることを条件としているが、アホとチャウやろか。サガン鳥栖のホーム蹴球場であり、「鳥栖」でダブリ、また鳥栖市にあることから、3つも鳥栖が重なることになる。購入する客には、5000万円も支払わせて、それもほかの広告塔等の経費もかかる中で、「鳥栖」を入れることを条件とすることは、お上気質や田舎根性の丸出しのアホ臭さ丸出しでの募集であるといえよう。

今回は、ベストアメニティが更新しなかったのは、お家の事情だろうか。同社の業績を、これまで急伸させたのは健康食品大手の「やずや」であった。健康食品ブームで雑穀米が大ブームとなったが、「やずや」へ雑穀米を納品していたのがベストアメニティであった。当時の売上高急伸は、健食でネームバリュの高い「やずや」が、販売していたことから、同社の業績も伸張していたのであった。しかし、今や、雑穀米ブームも過ぎ去っている。「やずや」の堅い顧客層により、雑穀米も一定は売れていようが、かなり落ちていると思われる。「やずや」の売上高も2009年3月期345億円、2010年期260億円、2011年期283億円と2010年に大きく落ち込んでいる。同社の主力商品は香酢、雪待にんにく卵黄、養生青汁、雑穀米などである。

雑穀米ブームを作り出したとして「ガイヤの夜明け」にベストアメニティの内田社長が登場したのは2008年11月。
ベストアメニティでは、自社通販(「やずや」との関係からかTV-CMなどはほとんどしていない)事業、「ゆずり葉」という雑穀米など食料品販売店事業、レストラン事業、旅館も有している。また、「穀物の力」「鶏の力」などスポーツ食品も手がける。
しかし、「やずや」がそうであるように、売上高はピークよりかなり落ちているものと思われ、また、「やずや」と異なり、「やずや」の長期の商材である香酢・青汁・にんにく卵黄などは有しておらず、扱い商品も限られている。
同社の従業員は250名とされ、販売店舗の展開費用や固定費もかなりなものが必要と思われる。これまでに稼いだ利益は潤沢かと思われるが、今回、なぜかサガン鳥栖のホームグランドの命名権の更新をしなかった。

 

[ 2013年9月 2日 ]
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