アイコン DIC 韓国大邱に工場を合弁進出

インキ業界世界首位で、樹脂・電子材料等へ事業展開しているDIC(旧、大日本インキ)が大邱慶北経済自由区域の永川先端部品素材地区に合弁で自動車部品工場を建設する。
 大邱慶北経済自由区域庁、慶尚北道、永川市は10日、経済区域庁で韓国企業の和進と5者間の投資了解覚書を締結する。
 韓日の自動車部品企業は永川市の先端部品素材地区に3000万ドル(約30億円)規模の投資を行い、部品工場を建設する計画。今年12月に着工し、来年5月の完工を目指す。

 大邱慶北経済自由区域庁は「韓日企業の合弁投資で雇用創出は280人余りに達すると予想される。自動車部品の関連企業間の技術協力、生産性向上などにつながることを期待する」とコメントしているという。
 以上。

何故、最近急に、韓国への工場進出が多くなってきているのであろうか。
電子部品関係では、サムスン・LGなど世界シェアを持つ有力企業があること。自動車関連では、現代・起亜の現代グループが、世界第7位の生産台数を誇っていることによるところが大きいと思われる。
しかし、市場と直結しているわけではなく、そうした企業も中国・ベトナムへ工場進出している。ただ、研究開発・新製品開発部隊は当然韓国にあり、そうした開発段階からの対応を狙ってのものと思われる。
世界では、貿易摩擦・現地雇用問題なども含め、電子製品も自動車製品も消費地域での生産化が進んでおり、何故に韓国へ進出するのか不可解な面もある。日本企業は、目先の欲に眩み、極秘技術をプレゼントしにいくのだろうか。
合弁で、技術をわざわざプレゼントしに行くくらいだったら、韓国へ出るより、大消費地の中国ののど元に進出した方が、将来に向け、よほど良い結果を残すと思われる。

[ 2013年9月10日 ]
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