アイコン 社長就任祝いにマック値上げプレゼント 月別推移付

販売の不振が続いている大手ハンバーガーチェーンの「日本マクドナルド」は、売上増を図るため、今月13日から高い価格帯のハンバーガーを中心に値上げするなど、価格設定を大幅に見直すことになった。
日本マクドナルドの発表によると、今月13日から一部の店をのぞく全国3200余りの店で、200円以上の比較的高い価格帯のハンバーガーを中心に値上げするという。
このうち主力商品の「ビッグマック」は、現在、290円から340円で販売されているが、値上げ後は310円から390円になる。
また、これまでは全国を6つの地域に分けて価格を設定していたのを、今後は9つの地域に見直すことにしており、これに伴って、子ども向けのハンバーガーのセットの場合、約670店で値上げする一方で、約300の店では値下げする。
こうした価格設定の見直しで、1%程度の売り上げの増加を見込んでいるという。
これまで、来店客の伸び悩みなどから、今年6月の中間決算は2年連続で営業利益が減少するなど、不振が続いており、8月、カナダ出身の新社長が、本体から送り込まれ就任したばかりである。

以上。

かつて、
原田元社長は、本年5月7日から値上げし、消費税増税でも値上げしないと言明していたはずだが・・・。その結果、100円で販売していたハンバーガーを120円へ、120円のチーズバーガーは150円へ値上げし、一方、フライドポテトは値下げしていた。
こうした業績の悪化は、不況からの脱出過程にあり、外食産業が浮上していることにも関係している。また、郊外型への戦略ミスから、客足が遠退き、おまけに円安で、食肉、小麦等の材料費の値上がりにより、コスト高に陥ってしまい、業績まで悪化させてしまった。
(同社の利益回復は、コンビニのような経営形態に移行すべく、直営店をFCに売り渡し、確実な利益確保に動いた。しかし、客足は減り、コスト高でそれも限界に来ている)
モスバーガーの店舗が多ければ、この際、マックを喰うことができようが、店舗数はマックが比較できないくらい多く、マックは、変わり身の早くて総合力を有するコンビニとの戦いに陥っている。
マックで足りないのは美味しい商材、そこそこの価格で美味しい商品を開発することが、客足が戻る最良の選択だと思われるが・・・。
新社長は、利益最優先から、客足に関係なく、コストアップを価格転嫁すべく、早速、値上げに踏み切る。
アメリカ人のように日本人は口がデカクない。

マック業績推移
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
 
2008年12月期
406,373
19,543
18,239
12,393
 
2009年12月期
362,312
24,230
23,252
12,809
 
2010年12月期
323,799
28,135
27,161
7,864
 
2011年12月期
302,339
28,182
27,612
13,298
 
2012年12月期
294,710
24,780
23,770
12,870
 
2013年12月期
 
 
 
 
 
2013年中間期
129,703
7,062
7,459
4,566
 
マックの月別売上状況
 
全店売上高
既存店売上高
客数
客単価
2012/1
3.5
1.3
6.3
-4.8
2
1.1
-1.2
3.4
-4.5
3
8.6
6.0
6.7
-0.7
4
-0.8
-3.6
-6.4
3.0
5
-8.4
-11.0
2.2
-12.9
6
1.5
-1.4
4.2
-5.4
7
-1.4
-4.1
1.6
-5.6
8
0.1
-2.5
6.6
-8.5
9
-1.1
-3.6
1.3
-4.9
10
-5.2
-7.2
4.6
-11.3
11
-1.6
-3.1
-2.6
-0.5
12
-7.0
-8.6
-0.8
-7.9
2013/1
-15.2
-17.0
-8.1
-9.7
2
-10.4
-12.1
-10.9
-1.4
3
-1.7
-3.6
5.8
-8.9
4
-1.9
-3.7
2.7
-6.2
5
2.1
0.5
-3.1
3.7
6
2.6
1.0
-2.7
3.8
7
-0.8
-2.7
-9.5
7.5
8
-0.1
-1.9
-9.3
8.1
9
 
 
 
 
 
[ 2013年9月11日 ]
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