アイコン 日本海側の秋田庄内に巨大津波の痕跡 33.5メートル

山形大学の山野井徹名誉教授らの研究グループは16日、約1100年前に庄内地方の沿岸を巨大な津波が襲った可能性があることを、仙台市の東北大学で開かれた日本地質学会で発表した。
この中で、山野井名誉教授は、山形県遊佐町から酒田市~鶴岡市にかけての日本海沿岸をボーリング調査した結果、一昨年、約1100年前の地層から波打ったような形の泥の層を発見したことを明らかにした。
泥の層は、最も高いところで遊佐町で19.2メートル、鶴岡市では33.5メートルに達し、古い地層を削りとったような跡なども見つかったという。

山野井名誉教授は、「高潮による浸水や湖や沼の跡という可能性も検討したが、泥の層が見つかった範囲が広いことやその高さを考えると、津波以外には考えられない」と述べ、約1100年前に庄内地方の沿岸を巨大な津波が襲った可能性があると指摘した。
発表のあと山野井名誉教授は、大昔にも山形県の日本海側でも大きな津波が発生した可能性が出てきたわけで、今後はどういう周期で起こるかを調べ、防災に役立てたいとしている。
東電と柏崎市のドル箱となっている「柏崎原発」の再稼動については、今回発表の津波の痕跡の精査が求められよう。それでなくても新潟は日本海側の地震の銀座でもある。
ただ、意外と早く政権に靡いてきた田中先生がこうした調査報告を無視する可能性もある。

[ 2013年9月18日 ]
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