アイコン 川崎重工/最大676両受注 アメリカ東海岸の鉄道会社と

 川崎重工は、米国現地法人Kawasaki Rail Car,Inc.を通じて、ニューヨーク州交通局傘下のロングアイランド鉄道とメトロノース鉄道が共同で調達する通勤電車92両を受注した。
 当取引には、最大584両までのオプションが付随しており、オプションが全て行使された場合は、総数676両、受注総額は最大約18.3億米ドル(約1,830億円)と、同社における過去最大規模の鉄道車両契約となり、2022年まで生産が継続することになっている。

今回受注した車両は、構体製作および機器取付けをリンカーン工場(ネブラスカ州)で、最終組立および機能試験をヨンカース工場(ニューヨーク州)で行い、2017年から2018年にかけて順次納入する予定。

 この通勤電車は、ロングアイランド鉄道がニューヨーク市マンハッタンのグランドセントラル駅に乗り入れるイーストサイドアクセスの開業(2019年開業)に合わせた新車投入計画と老朽化した既存車の更新、ならびに最新技術の採用による旅客サービス向上のために導入されるもので、ロングアイランド鉄道ではニューヨーク市マンハッタンとロングアイランド島を結ぶ路線、メトロノース鉄道ではニューヨーク市マンハッタンとニューヨーク州北西方面の郊外を結ぶ路線で営業運転される。
同社は、米国内でニューヨーク市交通局をはじめとする主要交通局より累計4,000両を超える受注実績を有している。

[ 2013年9月19日 ]
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