アイコン 和歌山淡水(株)の社長らを逮捕 中国産鰻を愛知県産との偽装事件

和歌山県警は20日、水産加工会社の和歌山淡水(株)(和歌山市中之島1733)の社長、木下誠容疑者(40)と、専務の橋本和雄容疑者(53)ら3人を、中国産ウナギのかば焼きを愛知県産と偽装して販売したとして、不正競争防止法違反の疑いで逮捕した。
専務は容疑を認め、社長ら2人は「自分は関与していない」と供述しているという。

3人は今年3月、自分の会社で加工した中国産のうなぎのかば焼きに、愛知県産を示すシールを貼って販売したとして、不正競争防止法違反の疑いがもたれている。

和歌山淡水は、本年7月、13万5000尾を愛知県産と偽装販売していたとして和歌山市から改善の指示を受けていた。

同社は次のようなお詫び文を発表していた。

お詫び

 平素は、私ども和歌山淡水株式会社及び株式会社天将に格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

 この度は、弊社のうなぎ加工品に関して、ご心配、ご迷惑をおかけしましたこと、誠に申し訳ございません。

 今般、農林水産省近畿農政局及び和歌山市より、愛知県産と表示したうなぎ加工品の一部に、鹿児島県産、宮崎県産、熊本県産、三重県産、静岡県産、大分県産、中国産及び台湾産が含まれているとの指摘を受けました。

 弊社は既に、平成25年6月12日以降、原料原産地の適正な表示を徹底し、同月30日以降、うなぎ加工品について、販売自粛をしておりますが、平成25年7月12日、本件につきまして、近畿農政局長及び和歌山市長より農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)第19条の14第1項の規定に基づき、弊社商品について、表示の点検を行い、不適正な表示の商品を発見した場合には、速やかに適正な表示に是正した上で販売すること等の指示を受けましたので、改めて直ちに表示の再点検や原因の究明、分析等を行い、再発防止に努める所存です。

 私ども和歌山淡水株式会社及び株式会社天将は、お客様に安心して召し上がっていただけるよう、今回の事態を真摯に受け止め、誠意を持って、業務改善に全力を尽くす所存でございます。

 お客様をはじめ、お取引先様、関係各位に多大なるご迷惑をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

平成25年7月13日

和歌山淡水株式会社
株式会社 天将

 

[ 2013年9月20日 ]
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