アイコン 検事/容疑者にカッターの刃ちらつかせ 訓告処分

福岡高等検察庁は25日、佐賀地方検察庁の検事が取り調べ中、容疑者に見えるようにカッターナイフの刃を示した問題で、「自白を強要するような疑念を抱かせた」として、この検事を訓告の処分とした。

当問題は、佐賀県で起きたわいせつ事件を担当している弁護士が、本年2月に佐賀地方検察庁で行われた容疑者の取り調べの様子を録画で確認したところ、検事が容疑者に向けてカッターナイフの刃を出す様子が記録されていたと指摘したもの。

上級庁の福岡高検が、取り調べ検事などから聞き取り調査を進めた結果、この検事は、容疑者が刃物を使用して、犯行に及んだ際、脅された被害者の気持ちをどのように考えていたのかを確認するため、取り調べの過程で、机に置いてあったカッターナイフを取り出し、椅子に座った状態で、5秒間程度、容疑者に向けて、刃先を示したという。

福岡高検は、質問自体は適切だったもののカッターナイフを示す必要まではなく「自白を強要するような疑念を抱かせ配慮に欠けていた」として、この検事を訓告の処分とした。

一方、担当弁護士は、特別公務員暴行陵虐の疑いでこの検事を告発したが、福岡高検は「嫌疑はない」として不起訴処分としている。身内ですから。

こうしたことがあるから取調べの完全可視化が必要だ。 取調べの可視化で、今回の問題も発覚した。
 

[ 2013年9月26日 ]
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