通信機器世界大手の仏アルカテル/世界で1万人削減 世界不況は続く
米仏系通信機器大手アルカテル・ルーセントは、2015年までに10億ユーロ(14億ドル)を節減する計画の一環として、1万人を削減する。
仏紙フィガロによると、削減は世界の拠点で実施され、内訳は欧州・中東・アフリカが4100人、アジアが3800人、米州が2100人となっている。
アルカテルは5四半期連続の赤字となっており、経営再建を急いでいる。
同社はフランスで1898年、アルザス電信電話会社として創業。2006年12月1日に米ルーセント・テクノロジーと合併、現在の名称に変更した。ユーロネクスト・パリ、ニューヨーク証券取引所に上場している。
<アルカテル・ルーセント>
通信事業者やプロバイダ、一般企業に対する通信インフラ、システムを世界規模で提供し、固定通信および移動通信向けブロードバンドインターネット接続、アプリケーションの分野において主導的な地位を占め、宇宙事業や軍用通信分野にも進出している。世界130ヶ国以上でビジネスを展開するグローバル企業である。
アルカテル・ルーセントの4~6月売上高は前年同期間比1.9%増の36億1000万ユーロ(約4,700億円/131.56円)。純損益は8億8500万ユーロ(約1,160億円)の赤字と、赤字額が前年同期(▲2億5400万ユーロ)から拡大。無線事業の再編に伴う減損損失▲5億5200万ユーロが利益を圧迫した。
同社に対しては、クアルコムが支援出資するとの話もあった。その後不知。
[ 2013年10月 8日 ]
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