アイコン 8月経常収支▲63.7%減の1,615億円、貿易収支▲9,603億円の赤字/財務省

財務省が8日発表した8月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は前年同月比▲63・7%減の1,615億円だった。
黒字は7ヶ月連続となったが、減少率は▲68・1%だった昨年9月以来の大きさ。
 要因は、輸入が、原油などの輸入拡大で貿易赤字が膨らんだことに加え、投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支の黒字額が9ヶ月ぶりに前年を下回ったため、全体の黒字額は縮小した。

 震災後は、貿易赤字が定着している。所得収支も低迷して経常黒字の縮小傾向が続けば、豊富な経常黒字を背景に低水準で安定している日本の長期金利に影響を与える可能性がある。
 
<貿易収支>
8月の貿易収支は、輸出は、自動車、有機化合物等が増加し、対前年同月比14.7%の増の5兆7,837億円。
一方、輸入は、原粗油、半導体等電子部品等が増加し、16.0%の増の6兆7,440億円となった。その結果、貿易収支は▲9,603億円と14ヶ月連続のマイナスとなった。
 ただ、円安で輸出額は増加しているが、世界経済を反映し数量ベースでは減っている。

[ 2013年10月 8日 ]
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