アイコン 朝日新聞の朝日放送 捏造放送でBPOが勧告 大阪市長選の事件

放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は1日、2011年の大阪市長選で、大阪市交通局の労働組合が、現職市長を支援しなければ不利益があると職員を脅すよう指示した疑いがあると朝日放送が報じたニュース番組について、「放送倫理上重大な問題がある」と認定。
再発防止に努めるよう勧告した。勧告は人権委が示す最も重い判断。

番組は、昨年2月6日放送の「ABCニュース」。
現職市長を支援するための知人紹介カードの「回収リスト」を朝日放送が独自に入手したとし、リストに「非協力的な組合員がいた場合は不利益になることを本人に伝える」との指示が書き込まれていたと報じた。 さらに、「内部告発者」の「やくざと言ってもいいくらいの団体」という発言を放送。テレビ朝日も同趣旨の内容を全国ネットで報じた。
だが、リストは「内部告発者」の捏造によるものだった。
人権委によると、新聞各紙もリストについて報じたが、「真正のものとの前提に立ったものではなかった」という。
朝日新聞は、リスト作成を否定する労組側のコメントも交えて報じた。
 
人権委は、朝日放送が労組への裏付け取材をせず、疑惑を断定的に強い表現で論評したことを問題視。「取材努力を尽くしたうえで、疑惑の段階であることが明確になるようにすべきだ」と結論付けた。
捏造事案を裏も取らず、放送するとは、テレ朝の報道局の質の問題だろう。

[ 2013年10月 2日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索