アイコン 医療法人松陽会・松浦病院 5億円の不正請求で保険医取り消し処分

東海北陸厚生局は9日、医療法人松陽会(愛知県犬山市犬山高見町11)が運営する松浦病院(同所)が診療報酬約5億円を不正請求していたと発表した。
保険医療機関の指定を2014年2月1日付で取り消す。

厚生局によると、08年2月から12年8月分までの「入院基本料」の算定で、基準となる看護師1人当たりの夜勤時間を実際よりも少ないように見せかける虚偽の届け出をして、4億8996万円を不正に請求していた。
 松浦病院は1960年9月に保険医療機関に指定され、二つの病棟に107床の療養病床がある。
 もう閉鎖か、身売りしかない。

医療法人松陽会 松浦病院 お詫びとお知らせ:平成25年10月9日
平素は松浦病院をご利用いただき誠にありがとうございます。
この度は当法人が運営しております松浦病院において、監査の結果、過去に不適切な事務処理を行い、診療報酬を過大に請求し、受領していたことが判明し、同事実に対して行政処分を受けることとなりました。

今回の過大請求は、看護要員1人当たりの月平均夜勤時間数が72時間以内でなければならないという入院基本料の要件を満たしていないにもかかわらず、満たしているものとして行政庁に届出をしていたことによるものです。
この様な事態となり、患者様、ご家族様、並びに保険者様、お取引業者様、行政機関の皆様をはじめとする多くの関係者の皆様に、多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。
過大に受領した診療報酬については、返還に向けて、返還額の算出に取り組んでまいります。なお、公費の受給等がある場合には患者様への返還額が発生しない場合がございます。返還額の発生する患者様には当法人よりご連絡させていただく所存です。

行政処分の効力発生後は松浦病院が保険医療機関ではなくなることから、当法人において松浦病院の運営を継続することは極めて困難となります。そこで、当法人は、入院患者様に対する保険診療による医療サービスの継続が図れるよう、他病院に転院していただくための準備を進めるとともに、他の医療機関に病院を譲渡し、入院患者様の診療をしていただく方針をとっております。
今後の詳細につきましては別途お知らせいたしますが、取急ぎご報告させていただきます。
改めてお詫び申し上げるとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

[ 2013年10月 9日 ]
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