アイコン アイフリーク/決済サービス事業売却 大丈夫か?  電子えほん

アイフリークは、モバイルコンテンツ事業(電子えほん事業含む)、E コ マース事業、決済サービス事業の3事業を展開しているが、決済サービス事業を展開する当社海外子会社「I-FREEKASIA PACIFIC PTE.LTD.」(パシフィック社)の株式を、MIDAS UNITED GROUP PTE. LTD.(所在地:シンガポール共和国)に譲渡するを決定した。

同 社グループが関連するモバイル業界は、スマートフォンやタブレット端末の普及が急速に進んでいるが、同社グループの中核事業であるモバイルコンテンツ事業 においてもスマートフォン市場での収益向上は必要不可欠であり、競争力のある事業として継続していくには早急に収益モデルの構築を図っていく必要がある。

また、E コマース事業においても、商品ラインナップの改善に加えて固定費の削減や人員体制の見直し等の収益化に向けた取り組みを行っている最中である。
一方、決済サービス事業は、新規事業として新たな収益基盤とすべく、将来に向けての成長に期待しシンガポールで開始したが、収益基盤の確立には、今後も開発、運営面での継続した投資や管理面での体制強化の追加コストが必要な状況となっている。
 
このような状況下、当社グループは、限りある経営資源を有効活用するためには、中核事業であるモバイルコンテンツ事業を中心に、今一度国内に経営資源を集中させることが必要と判断した。
そのため、現段階において、当社グループの中核事業ではなく、且つ、当面各種投資コスト等が膨らみ海外でのコントロールが必要な決済サービス事業の売却を決定した。
 
売却会社:FREEK ASIA PACIFIC PTE.LTD.
資本金は2,929千USドル(2億87百万円/98円)
売却額は80千Sドル(633万円/79.17円)
売却に関わる諸費用は130万円。
 
FREEK ASIA PACIFIC PTE.LTD.の平成25年3月期の業績
売上高:69千USドル
純損失:▲1,852千USドル
純資産:▲392千USドル(債務超過)
総資産:2,229千USドル
 
同社が、パシフィック社の資本金=出資金を前期減損処理していれば別だが、今期、当該の資本金2,929千USドル(2億87百円)を減損処理する必要に迫られる。
 
同社は、現代表が、会長に納まり、現を抜かす中で、本業のフィチャーフォン向けのモバイルコンテンツ事業が、急速に普及したスマ-トフォン向けの対応遅れから、急速に売上高が減速、また、不明瞭な取引も発覚し、業績の尻に火が付き、会長が社長に復帰して、陣頭指揮を執るに至っている。永田社長の兄は、ディスカウントスーパーのトライアルの代表兼オーナーである。
 
/百万円
2011年3月期
2012年3月期
2013年3月期
 
非連結
連結
連結
売上高
2,860
2,033
1,551
営業利益
306
-374
-502
経常利益
322
-366
-486
当期利益
151
-407
-631
総資産
1,972
1,740
1,525
自己資本
1,388
943
497
資本金
459
459
533
有利子負債
251
600
840
自己資本率
70.40%
54.20%
32.60%
 
 
[ 2013年10月15日 ]
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