アイコン アンパンマンのやなせたかしさん逝く 福岡アンパンマンミュージアム来春4月オープン

アンパンマンミュージアム幼児に絶大なる人気があるアンパンマンの漫画家やなせ たかしさんがガンを患い94歳で逝った。死ぬまで現役と病床でも原稿を書き続けていたという。病床で書き綴った自身の遺稿となるアンパンマンは11月に発 刊されるという。やなせ氏は、戦後世代で知らない者はいない「手のひらを太陽に」の作詞家としても知られていた。ご冥福をお祈り申し上げます。

さて、参加・体験型テーマパーク「アンパンマンミュージアム」が、福岡市の複合商業施設博多リバレインに「福岡アンパンマンこどもミュージアムinモール」として、2014年(来年)4月18日に開業する。初年度は来場50万人を計画。

アンパンマンミュージアムは、横浜市・神戸・名古屋・仙台の4ヶ所にあり、九州は初進出。
博多リバレインの吹き抜けのある5、6階の計8790平方メートルにアニメ「それいけ!アンパンマン」の世界観を再現する。 ドキンちゃんなどキャラクターをあしらった遊具や乗り物を配置し、ステージショーも毎日楽しめる。オリジナル商品を扱う物販・飲食17店も出店する。
 入場料は1歳以上1500円。
 以上。

福岡バブルの象徴:博多リバレインは、福岡市が、寂れてしまった下川端商店街の再開発ビルとして、地元財界の出資の下に第3セクターが、巨額投資により建築された複合商業施設。
当初、玉屋移転出店を強引に進めたものの、バカ高い家賃に玉屋は入居拒否、結果、バブルが崩壊しているにもかかわらず、商業施設部分にブランドシティを誕生させた。しかし、ムチォクチャな収入計画で建設され、案の定経営破たん。膨大な出資金や債権を市(税金)と財界および地元銀行は放棄させられた。
 ブランドシティの中核ブランドのルイ・ヴィトンもすでに天神へ引越し、キャナルシティ運営の福岡地所が経営支援するも、寂しさは増すばかりだった。
 アンパンマンミュージアムは、5・6階のレストラン街になっている部分に入居するが、博多リバレインの一角にはホテルオークラが入居しており、至って高貴な方々がうろちょろする地、ブランドシティ部分も含め一般人はなかなか集まらない魔の地となっている。
博多リバレインは、噴水があり子供も喜ぶキャナルシティも幼児からしてみれば遠く周囲から独立した存在になることから、親御さんたちが何回も子供を連れてくる場所ではない、2年目以降の運営が心配される場所といえる。ブランド物の買い物にしても子供連れではなかなか落ち着いて買い物ができず、ベビー・幼児の服販売くらいしか相乗効果はないと思われる。
アンパンマンミュージアム誘致は、5・6階の吹き抜け部分に、オームの巨大な鳥が何匹も飾ってあるが、当吹き抜け部分にあるレストラン街も閑古鳥が鳴いていたことによるものだろう。
 入居費用は、家賃は限りなく安く設定され、売上高のインセンティブによる支払いが主になっていると思われるが、アンパンマンが建物の品と格、都会の僻地に勝つことができるか問われるものとなってしまった。もつと伸びやかな地にオープンさせるべきだったかも。こうした危惧が現実化しないように祈ろう。

[ 2013年10月16日 ]
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