明治/中国での粉ミルク販売撤退 東電フクシマの風評被害と反日で売れず
明治ホールディングスは24日、中国での粉ミルク販売をやめることが明らかになった。
中国では、中国の粉ミルクメーカーが、増量のため白い粉で有毒のミラミンを入れた粉ミルクを販売、多くの被害者を出したが、同様な事件が後を絶たず、自国産粉ミルクへの不安から外国産粉ミルクの需要が大きくなっている。
外国産粉ミルクを中国人は、香港のスーパーで大量に買占め、香港当局が規制する動きを取ったほどである。
そうした中、中国へ輸出しているダノンやネスレなど粉ミルク世界大手メーカーは、意図的に価格を吊り上げ、販売したとして、中国当局からお叱りと課徴金支払いを命ぜられた。
ところが、なぜか明治には課徴金支払い命令先からはずされていたが、現実は、東電フクシマ問題や反日不買の影響を受け、売れていなかった。
現在の中国市場の粉ミルクは、国内産を国家が推奨しており、また、外資メーカーも価格を大幅に引き下げて販売するようになったことから、明治の粉ミルクを中国で販売する妙味はますます細っていた。
[ 2013年10月25日 ]
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