アイコン 米連邦航空局/GE製エンジン搭載のB「787」と「747-8」型機に改善命令 氷結問題

 先般、日航が、ボーイング「787」型機が、積乱雲の中に入るとエンジン推進力が落ちるとして、別機種を手当てし、当該機種を積乱雲の発生しない地域だけを飛ばすと公表していたが、そのエンジンは、GE製のものだった。
 米連邦航空局(FAA)は、ゼネラル・エレクトリック(GE )製エンジンを搭載した米ボーイング の最新鋭旅客機「787」型機(ドリームライナー)とジャンボ機「747-8」型機を使用している航空会社に対し、積乱雲の近くの飛行を避けるよう命じた。

26日に、連邦公報で告示された耐空性改善命令(AD)は、推進力低下の恐れのある高高度の氷結条件を避けて飛行するよう操縦士に指示した。
FAAの命令に先立ち、日本航空 は一部のアジア路線で使用する機材を787から他のジェット機に変更した。
積乱雲は、危険な雷や乱気流の原因として避けられてきたが、氷結リスクで回避の必要性がさらに強まるものとなった。
787型機に一番多く搭載されているエンジンは、ロールスロイス製で氷結問題はない。787型機の導入数最多のANAの保有機のエンジンはロールスロイス製で問題はない。
GE製エンジンを搭載した747-8を運航しているのは、日航のほか、ユナイテッド・コンチネンタル、アトラス・エア・ワールドワイドなど。
GE製エンジン(GEnx)は、IHIがサポートしている。GE製エンジン搭載機が今後増加するものと見られていたが、今回の問題で信用失墜、多くは期待できないと思われる。

787型機を購入する飛行機運航会社は、エンジンをGE製、ロールスロイス製の2つから選べるようになっている。

[ 2013年11月27日 ]
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