ゴールドマン/10億ドル損失 FRBに翻弄され為替投機に失敗
WSJは、米銀ゴールドマン・サックス・グループ は、外国為替市場で投資の方向を誤り、7-9月(第3四半期)の為替トレーディング収入が急減したと報じている。
米ドルと円に連動するストラクチャードオプションの取引が、トレーディング収入を悪化させる原因。同行の外為オプションデスクが純損失を計上したという。取引の規模やどのくらい期間にわたって行われたかは明らかではない。
同行のトレーディング収入は、ウォール街の大手銀行の中で最も落ち込んでおり、7~9月にトレーディング業務で損失を出した日数も15日間と、2011年以来で最も多くなっているという。
一方、ロイター通信は、ゴールドマンが7~9月に為替商品で10億ドル(約1000億円)を上回る損失を計上したことが、米証券取引委員会(SEC)と連邦準備制度への届け出で明らかになったと伝えている。連邦公開市場委員会(FOMC)が債券購入の継続を決定したことを受けて、新興市場のポジションが損失を発生させた。
FRBの金融緩和縮小の論議は、されるたびにブラジルや東南アジアの為替を震え上がらせ、とどの詰まり、次期議長のイエレンに至っては、雇用情勢がはっきり改善されるまで金融緩和措置は継続すると発言している。米国は財政問題も混乱、世界の為替市場を大混乱に陥らせる元凶となっている。
[ 2013年11月21日 ]
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