アイコン H&M//アンゴラウール服生産一時停止 中国の残酷な毛皮採取により

H&M(スウェーデンの衣料小売で世界大手のヘネス・アンド・マウリッツ)が、アンゴラウールを含む衣服の生産を一時停止した。
動物保護団体の活動家が配布した毛の採取の様子を撮影したビデオの視聴をきっかけに同素材を禁止した他の北欧小売業者に追従した。

 決定の発端は「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」が、中国のアンゴラウサギの飼育場で行われている残酷な毛皮採取の様子を撮影したビデオ。
ウサギの毛が荒々しく引き抜き剥ぎ取られ、ウサギが苦痛で叫び声を上げる様子を映したビデオが北欧で広く視聴された。

アンゴラウサギの飼育農家は、特に手動の紡績の際に最も望ましい繊維を取得する方法として、毛を引き抜くやり方を推奨している。

ただ、多くの飼育農家は、柔らかい繊維として珍重されるアンゴラをウサギに害を与えずに収穫できると指摘している。

  中国の生産量は世界のアンゴラ供給の大半を占める。
H&Mは11月28日、同社が取得するアンゴラが、ウサギを倫理的に扱う飼育業者から調達するよう万全を期するため供給網を調査すると発表した。
H&MはPETAのビデオを視聴したことを11月22日のプレスリリースで初めて認めたが、当時それについて対策を検討するとは語らず、傘下の工場が定期的に監査されていると述べるにとどめていた。
以上。WSJ参照。
 これから寒くなり、アンゴラ服の販売シーズン、H&Mにとって打撃だろう。それにしても、毛を剥ぎ取られたアンゴラウサギは、可哀想で風邪をひきそう。


 

[ 2013年11月29日 ]
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