アイコン 中国の第3四半期のスマホ販売台数9300万台 桁違いの多さ

中国の今年第3四半期(7~9月)の携帯電話機販売は約1億266万台で、前期比13.6%増、前年同期比54.5%増となった。中国の技術産業研究機関が31日発表した。
  それによると、携帯電話機の販売の中でスマートフォンが90.7%を占め9,308万台、第2四半期比20.7%増、前年同期比89.3%増と大幅に伸びた。
 以上。

アップルが、巨大な中国市場を狙うのも無理はない、サムスンは中国市場で第1位の市場シェアを有し、スマホで17.6%のシェアを有している。
ただ、アップルが中国戦略から、先に販売したiPhone5Cがバカ高い価格で販売されたことから、アップルの中国市場獲得にほとんど貢献しないものとなった。
サムスンは、中国では、安価なものから高価なものまで幅広い価格の携帯やスマホを販売している。

だが、サムスンの携帯のアフターサービスが悪い、高いとして、中国官営テレビ局が批判した問題も発生している。すぐさまサムスンは謝罪し、事なきを得ているが、中国でも自国製が台頭してきており、愛国品を優先させる意図は見え見えである。しかも、最近のサムスンの工場投資はベトナムに向けられており、中国当局のサムスンタタキは、市場占有率が高いだけに、さらにエスカレートするおそれもある。今春にはアップルが、サービス網が不足しているとして同テレビ局からたたかれていた。

2012年の世界の携帯電話市場では、サムスンの市場シェアは29%で1位、2位のノキアは2011年の30%から24%に下降。アップルは10%で3位、中興通訊6%で4位、LGは4%で5位だった。
同スマートフォン市場では、サムスンが28%でトップ。2011年の20%からシェアを拡大した。2位はアップル、ノキアは16%のシェアが5%にまで減り3位。4位はHTC(台湾の宏達国際電子股份有限公司 )、5位はRIM(ブラックベリー)となっている。

<最新のスマホ市場>
ただ、米ストラテジー・アナリティクス(SA社)が、2013年10月28日発表した調査結果では、今年第3四半期(7~9月)の世界のスマートフォン販売台数集計は、
1位はサムスン、
2位はアップル、
3位はLG電子を抜き、中国の華為(1270万台)が浮上。
4位はLG電子(1200万台)となっている。
5位はレノボ(中国・聯想集団)が1080万台
このほか、ZTE(中興通訊)、クールパッド(酷派)が後に続き、華為、レノボ、ZTE、クールパッドのシェアを合計すると19%に達する。 
既にスマホの世界市場では、5分の1が中国製となっている。

また今春の報道では、中国スマートフォン市場では「シャオミ(小米)ブーム」が起きている。「中国のアップル」と呼ばれ、スマホ企業シャオミの4~6月期の中国市場シェアは5%となり、アップル(4.8%)を超えた。サムスン電子(17.6%)はシェア1位を守っているが、昨年(20%台)に比べて落ちていると報じている。シャミオは、最上級の機能がついている機種が、サムスンやアップルのスマホ価格の半額で売っている。

中国政府は、アフリカのケニア、エジプト、アルジェリア、チュニジア、ナイジェリア、南アフリカなどの通信網を、中国の援助により構築するなど、中国製携帯電話が当然売れる仕組みづくりも行っている。

蛇足:日本のJICAは10月30日、日本のODA資金63億円を使用したスリランカ政府への援助工事の下水道設備工事で、わざわざ、韓国企業に受注させている。中国の垢でも煎じて飲ませたいものだ。JICAも官僚も大騒ぎする韓国に金玉を握られてしまっているのだろう。
したたかさがなければ、世界市場では国も生き残れない。

[ 2013年11月 5日 ]
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