九州へも飛び火 偽装食材「お・も・て・な・し」事件
偽装食材事件、その対応も分かれている。当問題を最初に明らかにした阪急阪神ホテルズでは返金するとし、東急ホテルズは2000円のギフト券を当該の食材の食事をした人に交付する。近鉄系は誤表示どころか、表示もれで済まそうとし、返金もなし。
近 鉄系の有名ホテルの高級料理店で出る肉ならば高級品だと消費者は思う。また価格もその辺の料理屋さんよりも当然高い。しかし、その辺の料理屋さんよりタチ が悪い国産牛記載の肉を海外産(豪州)の肉をツナギで合成成型してステーキの形にした加工肉を提供していた。肉の仕入価格も半分以下だった。それでも近鉄 系は返金しないという。嘘つき社長の首はいくつあっても足りないだろう。
さて、九州でも百貨店やホテルで偽装食材事件が次から次に発表されている。
鹿児島の城山観光ホテル、
博多大丸、
鹿児島東急イン、
ホテルニューオータニ熊本
九州産交系のレストラン等
JR九州ホテルの2ヶ所では、屋久島の傘下ホテルが、車海老の代わりにブラックタイガーを使用、ところが、ブラックタイガーもインドや東南アジアにおいて病原菌が発生、生産量が減り高騰していることから、それも変え、最近ではもっと安い海外産のバナメイエビを使用していたという。
また、宮崎の傘下ホテルでは、炭火焼きの地鶏料理の表記に対して、そこらへんに売っている鶏肉を使用していたという。宮崎県は地鶏料理が有名な土地柄であり、宮崎県で宿泊される方たちや地元の人たちはそれを知って食していたと思われる。・・・、ななつ星も悲しむことだろう。
誤表示でほとんどが済まそうとしているが、知り合いの料理人さんは、「高級店でそんなことをしたらいかん。車海老は車海老、国産牛と海外産の加工(成型)肉はまったく違う、料理人たちがわからないはずはない」と述べている。
加工成型肉では、ツナギにアレルギー物質の小麦や大豆、卵、乳などを材料としたものを使用しており、これまでに強反応を示すアレルギーの人が食事をしなかったことは救われものだ。
なお、中央の百貨店は偽装食材事件で全滅している。高島屋、小田急、東武、京王の各百貨店
昔は、地場や中央系の百貨店と取り引きできることだけでも、取引先に大きな信用が付いた。それは遠い昔のことなのだろうか。
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