アイコン 日本には「食」にこだわる一流ホテルはないのか だらしないシェフ

消費者庁は21日、阪急阪神ホテルズなどのメニュー虚偽表示で、景品表示法違反の疑いで立ち入り検査した同社と高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪」、近鉄子会社の近鉄旅館システムズ(奈良市)について、年内に処分を決める方針を固めた。
罰則付きで再発防止を求める措置命令を出す方向で調査しており、早ければ12月中旬にも命令を出すと報じられている。
以上。
公 取委の談合あぶり出しの方法ではないが、阪急阪神ホテルズは一番先に自ら告発し、それなりに社会的な制裁を受けており、消費者庁の処分は、阪急系に対する 業務改善命令は別として、その後に後出しじゃんけんで発表した連中に対し、制裁金を含むきつい処分を課すべきではなかろうか。
今回の偽装食材問題 は、そもそもプライドも何もない偽装シェフが多すぎる。これまで、オークラでシェフを務めていたというだけで、価値ある信用があったが、そのオークラさ え、加工成型肉を客に提供していたと発表している。もうシェフたちは経営ありきの上からの言いなりのプライドも何もなくしてしまったのだろう。

問題のホテルや百貨店はすでに、メニュー表記を見直す動きを進めている。
刺身からは「鮮魚」「活」といった表記が消え、「車エビ」「芝エビ」の表記は、単なる「エビ」(安価なブラックタイガー及びバナメイエビ)に変わっている。「ビーフステーキ」は、安価な牛脂を注入した加工肉の使用をやめ、外国産の牛肉に切り替えている。

一流ホテルのレストランで、一流の価格を出して食べさせられた客は、これをどう判断したらよ
いだろうか。
 食材偽装はこれまで、スーパーなどでの販売品に限られていた。国内産シジミが中国産、国内産ウナギが中国産、国内のブランドたまねぎが中国産、国内ブランド竹の子が中国産、国内産地ブランド米が関係ない国内産や海外産など数をあげたらきりがない。
 そうした偽装食材業者は、逮捕されたり、きつい処罰を受けている。
ところが、今回問題を発生させた企業は全国で山のようにあり、処罰もままならない。見せしめに阪急などを処罰するようだが、何か納得いかない。あってもなくても税金の無駄使いの消費庁などの処罰より、農水省が農水産業者をコケにした今回の偽装食材問題は、しっかり、刑事告発なり、何なりすべきだろう。

 それにプライドを持つ一流ホテルならば、表記の見直しより、「鮮魚のポワレ」が「海の幸のポワレ」に偽装するより、鮮魚を提供すべきではなかろうか。
 エビにしても、「車エビ」「芝エビ」の名が新メニューでは「エビ」に変えられた。これでは、一流ホテルの名が泣くだろう。
 牛肉にしても、加工成型肉(=整形肉)に含まれるツナギ成分のアレルギー問題が発覚し、一流ホテルではそうした問題を発生させないため、安物の海外牛肉に変更するという。ブランド牛は高いことから、せめて、ブランド牛外の国産牛を使用すべきではなかろうか。
  産地ブランド鶏肉の産地及びブランドの偽装などは問題外だ。

一流ホテルのシェフは、今回の問題を契機に、世界でも通用する本もののシェフに精進してもらいたいものだ。

[ 2013年11月22日 ]
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