アイコン タイの黄色シャツの反政府デモ 省庁を占拠

タイで不正蓄財容疑により犯罪人となっているタクシン元首相、タイに帰りたいが、獄中に入るのは かなわない。しかし、実妹のインラックが大統領、帰国させたい妹は、恩赦せずとの選挙公約を破り、今般、恩赦法制定を議会に諮った。しかし、タイ国上院で 否決されたものの、こうしたインラックの動きに、黄色シャツの民主党が反発、大デモとなった。タクシンは不正蓄財で腐るほど金を持っており、以前はマンU のオーナーであった。ドバイに住んでいるが、故郷に帰りたいものの、いくら金を持っていてもどうにもならないようだ。

11月7日報道、インラック政権は、実兄のタクシン元首相の不正蓄財の罪を恩赦法で帳消しにして帰国させようと、議会にはかり、下院で通過させた。

11月11日報道、下院を通過した恩赦法は、残念ながら、上院で否決された。

11月12日報道、バンコク都内ラーチャダムナーン通りで抗議集会を続ける反政府グループは、昨夜上院議会で否決された恩赦法案の成立阻止を目的に同集会を続けていたが、今後も集会を継続すると発表している。
 タイ地元紙によると、同グループを主導する民主党ステープ氏は、打倒政府を掲げ反政府集会を継続するとし、13~15日にかけて市民に一斉ストライキを行うよう呼びかけている。同集会参加者は、今朝の時点で1000人程度。

11月13日報道、反政府グループによるデモ集会だが、上院議会で恩赦法案が否決されたことで、徐々に議会解散の流れに向かっている。
 タイ地元紙によると、本日早朝時点では、マカワーン橋近くや民主党ステープ氏などが中心となって民主記念塔で行われている集会参加者が100人程度となっており、各地から集まった他の参加者はほぼ解散している。

11月24日、反政府デモは、首都バンコクに10万人を集め大規模デモを敢行した。

11月26日報道、反政府グループは、新たに4つの省庁を占拠すると宣言している。タイ地元紙によると、同グループがターゲットとしている省庁は、運輸省、農業・協同組合省、観光・スポーツ省、内務省。同グループは、占拠した外務省施設や民主記念塔周辺を中心に活動を続け、5つの省を閉鎖に追い込んだ。

11月27日報道、反政府グループによるデモ集会が、引き続きバンコク都内民主記念塔を中心に行われ、一部グループが14省庁をはじめ、チェーンワタナ通りの政府総合庁舎に移動している。
 すでに財務省も占拠している。

11月27日報道、反政府デモが続くタイの首都バンコクで、デモ隊は新たに5つの省庁を閉鎖に追い込み、混乱は長期化も懸念されている。

 首都バンコクで続く大規模な反政府集会は、政府機関を中心に行われ、27日には2万人が参加した。
26日、内務省など4つの省を閉鎖させたデモ隊は、27日、政府の関連施設が集まるエリアなどでデモを行っている。この3日間で、国防省を除くすべての省でデモを行ったことになるという。
また、首都バンコク以外の24の県庁でも反政府集会が行われ、タイ全土にデモが拡大している。
インラック首相は、「力による強制排除はしない」と、話し合いでの解決を求めているが、一方で、「辞任も解散もしない」としているため、両者が歩み寄る気配はない。デモを率いる、野党・民主党のステープ元副首相は、当初デモは「3日間だけ」としていたが、明確な手立てがない与党に対し、「デモを延長する」と述べ、混乱は長期化が予想される。
なお、ステープ元副首相には、逮捕状を出ている。
タイの治安当局は27日、バンコクの国際空港周辺の警察官を200人以上増員し、デモへの警戒を強めている。
以上。
前々回は、今回同様黄色シャツが大デモを繰り広げ、解散総選挙で政権を握った。しかし、リーダーシップが全くなく、赤シャツが大デモや中心部の占拠を行い、議会解散に追い込んだ。その結果、タクシンの実の妹のインラックが政権の座についた。
犯罪者タクシンの帰国を促す恩赦法の制定に向けたインラック政権に対して、今回、再び、黄色シャツが動いている。
 

[ 2013年11月28日 ]
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