アイコン 進出希望国 中国21年連続トップ陥落4位に大幅後退/国際協力銀行

政冷経冷、中国共産党独裁政権の経済より政治優先で、暴動やら何があるかまったくわからない国へ変身してしまった中国へ、向こう3年進出を希望する企業が、これまで21年間続けてトップであったものの、一機に4位に陥落した。
国際協力銀行が海外に進出している日本の製造業の企業を対象に毎年、行っているもので、本年は488社から回答があり集計したもの。
この先3年程度で有望な進出先として最も多くの企業が挙げた国は、インドネシアで去年の3位から初めてトップとなった。大手自動車メーカーの進出が多く、連れ連れに多くなっているものと思われる。

2位は、昨年と同じインド、3位は昨年4位だったタイが入り(政局の不安定さがあるが、政治と経済が分離し、軍隊も政治中立姿勢をとっている)、昨年まで21年連続でトップだった中国が、なんと一機に4位に転落した。中国を選ばなかった企業の理由では、人件費の上昇や労働力の確保が難しくなっていることや日中関係の悪化による政治的なリスクを挙げる企業が多かった。
中国が順位を落とす一方、上位20位の中にASEAN=東南アジア諸国連合の9つの国が入っている。
東南アジアは、特にミャンマーやカンボジアなど、これまで中国の影響を受けていた国々では、中国一辺倒の政治・経済体制から大きく転換しており、また、中国人はこれまでの取引で信用ならないという国民性も反映しているものと思われる。
中国は、政治において、米国と直接対立を招く防空識別圏の設定において、各国企業は恐れおののくものと見られ、中国への投資活動が大きく後退するものと見られる。そうした中でもユダヤ人より商売熱心なドイツだけは、密着プレーをこれまで異常に増大させるものと見られる。韓国にあっては、韓国の輸出企業の領域が既に中国勢に駆逐されつつあり、これまでの仲良しこよしの蜜月関係も、中国側の防空識別圏設定で、政治関係も秋風が吹き始めている。

進出希望地()内は昨年順位
1、インドネシア(3)
2、インド(2)
3、タイ(4)
4、中国(1)
5、ベトナム(5)
6、ブラジル(6)
7、メキシコ(7)
8、ミャンマー(10)
9、ロシア(8)
10、米国(9)
 

[ 2013年12月 2日 ]
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