アイコン エイチーム/LINE向けゲーム進出 NHNエンタと資本業務提携 合弁会社設立

スマホゲーム「ダークサマナー」「レギウォンオー」などをヒットさせているエイチームは6日、世界でヒットさせている無料通話アプリ「LINE」や「カカオトーク」の親会社で韓国最大のネット企業NHN直系のNHNエンタと資本業務提携すると発表した。
NHNエンタがエイチームの株29万株(3.02%)を取得、来年1月に、半々出資の合弁会社を設立して、無料会話アプリ「LINE」や「カカオトーク」に向けにゲームを開発・配信を共同で行う。
NHNエンタは、韓国のオンラインゲームポータルサイト「ハンゲーム」を運営している。エイチームにとっては、今回の提携で「LINE」や「カカオトーク」にゲーム進出することになる。

今後、エイチームでは、利用者が3億人を突破した「LINE」の名を冠したゲームタイトルが配信できるといい、将来的には、「アップストア」など他社のプラットフォーム向けに、ネイティブアプリを展開する可能性もあるとしている。
 
同社のリリース

1. 合意事項の概要
(1) NHN エンターテインメントは当社普通株式290,000 株(発行済株式総数の3.02%)を取得いたします。
(2) 当社とNHN エンターテインメントは、LINE、Kakao Talk 等のメッセンジャープラットフォーム向けを中心とするスマートフォン向けゲームタイトルを共同で企画・開発・運営することを目的に、2014 年1 月を目処に折半出資による合弁会社を設立いたします。
2. 背景
当社はスマートフォンアプリの企画・開発・運営を行うエンターテインメント事業を今後の成長の柱の1 つと位置付けており、App Store、Google Play、GREE プラットフォーム向けを中心に、国内外で多数のゲームタイトルをリリースしています。
NHN エンターテインメントは、韓国NHN Corporation(現 Naver Corporation)のゲーム事業部門(ハンゲーム)が2013 年8 月1 日に分割され発足した、韓国取引所(KRX)に上場している企業です。
PC オンラインゲームを中心に多数のゲームタイトルをリリースしており、現在、世界中で利用者を伸ばしているLINE、Kakao Talk 等のメッセンジャープラットフォーム向けタイトルの開発に力を入れています。
両社の強みを活かし、メッセンジャープラットフォーム向けのタイトルを、日本市場、韓国市場を含む全世界市場に共同で展開することを目的に、資本業務提携及び合弁会社設立に合意いたしました。
3.資本提携の内容
NHN エンターテインメントは、当社普通株式290,000 株(発行済株式総数の3.02%)を、2013 年12月9 日に、東京証券取引所の立会外取引(ToSTNeT-1)により、既存株主から取得する予定です。
なお、今後、NHN エンターテインメントは当社普通株式を持株比率5%程度まで追加取得する可能性があります。
4.合弁会社
名称:未定
本社地:名古屋市西区牛島町6-1 名古屋ルーセントタワー(エイチーム同)
設 立:2014年1月予定
資本金:1億5千万円
株 主 :半々
以上。

これまでのLINEとの関係社
<LINE関連銘柄>
アドウェイズは、代理店契約、LINE フリーコイン販売
ネットイヤーは、代理店契約、プロモーション ツール「LINE@」
ネオスは、LINEのスタンプショップで水森亜土スタンプなどを展開
メディア工房は、LINE向けキャラクター配信
ガイアックスは、ソーシャルメディア活用支援および運用代行・投稿監視
イマジニアは、版権許諾のハロー キティなどキャラクター配信を手がける
GMOは、代理店契約、117百万株で動き重い(GMOアドパートナーズは、親会社関係でLINE関連株に連動)
など。

これまで、スマホ向け無料通話アプリで利用者を伸張させてきた「LINE」であるが、利用する客に何を売り込み、収益化させるか、鯛を前に料理が始まる。

なお、エイチームでは、無料きせかえアプリ『[+]HOME』も累計150万DLを達成している。この分野では、ユナイテッドの「ココッパ」が世界で先行しているが、7月から「サンリオ」との提携で、有料化を進めている。しかし、鯛を前に料理し、食べるまでには時間がかかりすぎている。
ユナイテッドの株価は、「ココッパ」がアメリカで大ヒットしたことから、一時9000円まで棒上げ、現在は3500円前後で推移している。
エイチームの株価は、一時4200円を突破したが、6日現在は2715円となっている。4日から動意付き150円ほど値を上げたものの、今回の発表とは無関係と見られ、6日は18円しか上げていない。
今回の提携発表により、株価が大きく動けば、LINEの3億人突破で、再上伸した関連会社の株価も今は調整局面にあり、再び火が付くこともありうる。ただ、9日の同社の株価しだいだろう。

[ 2013年12月 9日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
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