韓国も防空識別圏を拡大
韓国政府は1日、青瓦台(大統領府)の金章洙国家安保室長主宰で、国家安保政策調整会議を開催し、韓国の防空識別圏(KADIZ)拡張について話し合った。
政府は、この日議論された内容を、2日から米中日の3ヶ国に対し事前説明することを決定した。
会議では、韓国の防空識別圏を、飛行情報区(FIR)の水準に拡張する案を中心に検討。飛行情報区は、防空識別圏より範囲が広く、離於島(中国名:蘇岩礁、韓国済州島端から149km、中国側247km)の上空を含んでいる。
政府関係者は、複数の案を準備し、それぞれについて国際法や国際的な慣行に反していないかの検討を終えたとし、米中日と、どのように協議するかという最終判断についても話し合われたとしている。
韓国の防空識別圏が現在、離於島上空で日本の防空識別圏に入り、また、先般の一方的な中国の防空識別圏により、離於島は中国領土だとする中国側の防空識別圏にも入った。
その際、韓国は仲良しの中国側に、離於島の上空の防空識別圏を、やんわり解除を求めたが、中国側から手厳しく拒否され、今回の事態に至った。
なお、韓国は竹島を、自国の防空識別圏に李承晩の国際法違反の不法略奪以来設定している。
参照:韓国紙など
[ 2013年12月 2日 ]
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