アイコン ドイツ証券 東京と愛知の年金基金を接待漬けで処分へ/証取委

証券取引等監視委員会(証取委)は、ドイツ証券が複数の厚生年金基金幹部に対する過剰な接待を行い、見返りに金融商品を購入させたとして、金融庁に対し、同社の行政処分を勧告する方針を固めた。勧告を受け、金融庁は業務改善命令を軸に処分を検討する見通し。

ドイツ証券の営業担当者が、2010年から12年の間、東京都や愛知県など3つの年金基金の幹部に対して合計数百万円の過剰な接待を行い、金融商品の購入を促したとされる。証取委は同社に対し、5月から検査を実施していた。

金融商品取引法は、顧客に対し「特別の利益」を提供して、取引を勧誘する行為を禁止している。 金融当局は、投資家保護の一環として、AIJ投資顧問事件以来、年金基金への過剰接待問題などを含め検査体制を強化している。

今年7月、金融庁は、投資助言業者のケートス・キャピタル・パートナーズが年金基金関係者に「特別の利益」を提供したとして、業務停止命令を発令している。
過剰接待に対して同庁が、民間同士の接待でもあり、行政処分を課したのは初めてだった。
バブル時代は、こうした証券会社の接待は当たり前で、料亭やクラブが潤ったが、今や、交際費削減やら、禁酒令やら、法令違反やら、節約や規制だらけとなっている。
しかし、年金基金の場合は、みなし公務員的な公的な仕事であり、飲ませ・食わせ・抱かせの営業はご法度だろう。こうした接待を受ける年金基金のボスたちは役得と見ているところに問題がある。双方が処分されるべきではなかろうか。
 

[ 2013年12月 5日 ]
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