三井不動産/「(仮)新日比谷プロジェクト」35階建着工へ
三井不動産は12月6日、千代田区有楽町1丁目で進めている「(仮称)新日比谷プロジェクト」の都市計画を発表した。2017年度の完成を目指す。
千代田区有楽町一丁目所在の三信ビルディング(1930年竣工)と日比谷三井ビルディング(1960年竣工)の跡地を(仮称)新日比谷プロジェクトとして一体的な再開発計画を推進する。
計画地は、都心の広大な憩いの空間である日比谷公園、日生劇場や宝塚劇場、スカラ座・みゆき座などの劇場・映画館、帝国ホテル東京などの国際的なホテルに隣接する。
世界的な商業地である銀座地区、国際的なビジネス拠点である大手町・丸の内・有楽町地区、官公庁が集積する霞が関地区などの結節点に位置する。
三井不動産は、この立地条件を最大限に活かし日比谷地区を日本橋地区に続く都心におけるスマートシティ第2弾として進化させ、東京の都市再生に貢献できる街づくりを推進する。
計画では、最新のBCP性能を備えたオフィス、都心の賑わいを醸成する商業施設などを主要用途とした大規模複合ビルを建設する。
計画地内のオープンスペースと隣接する千代田区の広場を一体的に整備することにより、まちの中心に約4,000㎡の賑わい溢れる広場空間「(仮称)日比谷ゲートプラザ」を創出し、行政や地元関係者などとの協働のもと、この広場空間に、天候に左右されず、また映像や音響を使用する多様なイベントに対応できる室内のイベント空間として3層吹抜の(仮称)プロモーションアトリウム(約800m2)を整備し、映画・演劇等の国際的なエンターテインメントイベントを誘致・開催する予定。
また、当施設には、帰宅困難者支援機能の導入(千代田区最大級となる約5,000m2の一時滞在施設、備蓄倉庫の整備など) をはかり、災害時に予想される数多くの帰宅困難者を受入れる空間を整備することなど、周辺地域を含む防災対応力の強化に貢献するとしている。
<計画概要>
計画地:東京都千代田区有楽町1-1ほか
主要用途:事務所、店舗、文化交流施設、産業支援施設、駐車場など
敷地面積:約10,700㎡
延床面積:約185,000㎡
階数:地上35階、地下4階
建物高さ:約192m
2014年度着工、
2017年度竣工(予定)
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