アイコン 米GDP 第4四半期3.2%増、2013年1.9%増

米商務省が30日に発表した第4四半期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)速報値は前期比3.2%増加。個人消費は堅調に推移、設備投資は回復し、輸出も増加している。
2013年通年でのGDPは、1.9%増と前年の2.8%増から減速。経済全体のほぼ7割を占める個人消費は、第4四半期に3.3%増加している。

<第4四半期の内容>

1、政府支出は4.9%減で、GDP伸び率への寄与度はマイナス0.9ポイント。連邦政府機関の支出は12.6%減った。
10月に一部の連邦政府機関が16日にわたり閉鎖されたことで、10~12月のGDPの伸びが抑えられた。

2、第4四半期の在庫投資 は1,272億ドルと前期(第3四半期)の1,157億ドルを上回った。
在庫のGDP寄与度は0.4ポイント。

3、貿易赤字は3,701億ドルに縮小。赤字縮小によりGDP伸び率への寄与度は1.3ポイントと、09年第2四半期以来で最大となった。

4、企業の機器投資は6.9%増で、GDP伸び率への寄与度は0.4ポイント。
5、知的財産への投資は3.2%増。
6、住宅建設は▲9.8%減となり、GDP伸び率への寄与度は▲0.3ポイントとなった。

個人消費支出(PCE)価格指数は、食品とエネルギーを除いたコアベースで年率1.1%上昇した。

経済指標が良かったことから、金融緩和の縮小が実施され、株価は、30日のNYダウは109ドル反発したものの、最近は、米国の金融緩和縮小からリスクの大きい新興国からそれまで投資されたドルが引き上げられ、為替安から経済不安に陥り、さらに為替安の悪循環に至っており、それをトリガーに世界の株式市場が乱高下している。
 

[ 2014年1月31日 ]
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