アイコン 鳥インフルH7N9型 浦東人民病院の医師死亡 韓国では27万羽殺処分

中国政府系メディアは、鳥インフルエンザウイルス「H7N9型」の新たな感染事例を相次ぎ報道した。
今年に入ってから、中国の南部地方ですでに、55人がH7N9型ウイルスに感染し、少なくとも11人が死亡しているという。
上 海市では、本年に入っての感染者は7人、うち2人が死亡している。死亡した1人は、浦東人民病院に勤務する外科医(31)。ただ、浦東人民病院では、ほか にH7N9型ウイルスの感染例は出ていないという。当医師の感染原因が特定できず、ヒトからヒトへの感染に対する不安が広がっている。もう一人は77歳の 男性だった。

ロイター通信によると、感染の拡大を防ぐため、上海市当局は、1月末から家畜卸売市場を3ヶ月間閉鎖することを決定したと報道している。

中国では、今月末から始まる旧正月の帰省・観光ラッシュ・大移動、「H7N9型」型ウイルスの拡散はいっそう加速化すると懸念されている。

<変異で感染力増す>
中国科学研究院の最新の研究結果によると、H7N9型ウイルスは4ヶ所の重要なアミノ酸が変異を起こしており、以前より増してヒトの呼吸器細胞との結合が可能となっており、ヒトへの感染の可能性が高まっていると警告している。

<韓国では高病原性 H5N8型、27万羽のカモ殺処分>
韓国で鳥インフルエンザウイルスの感染が確認された農場が8ヶ所に増えた。
農林畜産食品部は22日の会見で、同日午前10時現在、鳥インフルエンザの感染が確認された農場は8ヶ所となり、感染したかどうか確認している農場も6ヶ所あると発表した。
感染が確認された農場は、21日の4ヶ所から倍増したが、最初に鳥インフルエンザウイルスが検出された南西部の全羅北道以外からは感染の疑いがあるとの報告はないという。

韓国では17日に全羅北道・高敞郡のカモ農場から毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8型)が検出されたのに続き、道内の別の農場からも相次いでウイルス感染が確認されている。
当局は全国への拡散を防ぐため、全羅北道内の30ヶ所で飼育されているカモなど27万4000羽を殺処分したとしている。
 

[ 2014年1月23日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索