アイコン 生理痛治療薬バイエルのヤーズ配合錠使用の3人、血栓症で死亡 ピル剤

厚労省は17日、生理痛の治療薬「ヤーズ配合錠」(バイエル薬品)を使った女性3人が、
血の塊ができる血栓症で死亡したとして、「月経困難症治療剤『ヤーズ配合錠』投与患者での血栓症に関する注意喚起について」の文書を発表した。

同省は「薬との因果関係は否定できない」として、医療機関に対して、足の急な痛みや
突然の息切れ、手足のまひが起きた場合は使用を中止し、救急医療機関を受診するように使用者に伝えるよう通知した。

製造販売元のバイエル薬品(本部:ドイツ、日本現地法人:大阪市北区)には、添付文
書に死亡のリスクを伝える警告を加えるよう指示した。

発表によると、3人は10歳代~40歳代で、生理痛などで使い始めたが、肺動脈や足の静脈などの血栓症で2013年2~12月に死亡した。
このうち、20歳代の女性は使用2日後に頭痛が起き、13日後に脳の血栓症で死亡した

【超低用量ピル・ヤーズ配合錠とは】
 ピルには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれる。
 卵胞ホルモンの量により、高用量・中用量・低用量に分けられ、ホルモンの量が少ない方が副作用(体重増加、むくみ、吐き気など)は少なくなる。
2010年末に発売された「ヤーズ配合錠」は、卵胞ホルモンの量が今までの低用量ピルの3分の2と、現在日本で使用されているピルのうちで最も低く、「超低用量ピル」とよばれる。

【超低用量ピル・ヤーズ配合錠の適応】
海外では、「避妊の目的」でピルとして使用されているが、日本では「月経困難症」の治療薬。
「避妊だけの目的」では処方できないが、避妊効果は他の低用量ピルと同じ。
「月経困難症」とは生理(月経)の時に
● 生理痛 下腹部痛・腰痛・頭痛)
● 消化器症状(下痢・吐き気・おう吐・腹部の張り)
● 気分の変化(イライラ・憂うつ)
などの不快な症状が強く、「日常生活に支障がある」場合。

以上、
処方する医師が薬剤の営業マンたちから、効能ばかり聞き、副作用を熟知していないことから、安易に処方し、今回の死者3名となっているようだ。

[ 2014年1月20日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索