アイコン 原発6原発10基 規制委合格発表へ 今春にも

原発の再稼働に向けて、新規制基準の適合性審査を申請した9原発16基のうち、先行して申請があった6原発10基が審査に合格する見通しになったことが19日、原子力規制委員会などへの取材で分かったと報道されている。
早ければ今春には“合格第1号”が出るという。関西電力大飯原発(福井県)が昨年9月に停止して以来、「原発稼働ゼロ」が続いている。
 
規制委関係者によると、審査合格の見通しが立ったのは、
北電泊3号機
関電大飯3、4号機(福井県)
関電高浜3、4号機(福井県)
四電伊方3号機(愛媛県)
九電玄海3、4号機(佐賀県)
九電川内1、2号機(鹿児島県)。

関係者は「不合格になる原子炉はないだろう」との見解を明らかにした。
 規制委は昨年7月の新規制基準施行後、今月17日までに計69回の審査会合を開いた。半年を目安としていた審査期間は延びているが、提出が遅れていた申請資料が昨年末までに、事業者から続々と提出された。
 当初、審査で最も先行していたのは、事故時の前線基地となる「緊急時対策所」を唯一完備していた伊方原発。しかし、斜面が多いという立地条件の下、電源車やポンプ車など可搬設備の運用に難点が生じているため、玄海と川内が先頭集団に変わったという。

高浜や大飯についても、規制委の更田豊志委員が、今月実施した現地調査後、「設備や施設に関する指摘はほぼ終えている。(先行する原発に)かなり近づいてきた。(夏の再稼働は)不可能な目標ではない」と話すなど審査が進む。

 一方で、泊1、2号機は申請の不備で審査保留。重要設備の運用で地元との調整に難がある東京電力柏崎刈羽6、7号機(新潟県)も、審査が事実上ストップ。中国電力島根2号機や東北電力女川2号機(宮城県)は昨年末に申請され、審査は始まったばかり。

 審査終了後も、地元の同意を得る必要があり、再稼働にはなおクリアすべき課題が残るが、電力需要が高まる夏に複数原発の再稼働が現実味を帯びてきた。

原発の安全審査 
東京電力福島第1原発事故を教訓に強化された新規制基準をもとに審査する。活断層が重要施設の直下にないことが審査の前提で、大規模災害やテロが起きても炉心の損傷が回避できるかなどがポイントになる。審査の人数は現在、4チームで約80人。
以上、サイケイ参照

規制内容を厳格化すれば、再稼動の原発はほぼなくなり、妥協点を見出し、ゴーサインがかかるものと思われる。
ただ、再度重大事故が発生した場合、日本の信用を100%損なうことも考えられ、想定外だったでは済まされない。規制委が、報道管制を敷いているのか、はたまた地質・地溝の重要性をおろそかにしだしたのか、海外の第3者機関のチェックも必要だろう。委員長の田中さんは、汚染水発言で既に信用をなくしている。

[ 2014年1月20日 ]
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