アイコン 番組スポンサー8社中5社降板「明日、ママがいない」 花王・小林製薬・三菱地所継続

人権が叫ばれ久しい中、人権を踏みにじる児童養護施設を舞台 にした日本テレビ系の連続ドラマ「明日、ママがいない」(水曜、後10・00)は、当事者の児童養護施設関係者や赤ちゃんポストを運営する熊本の病院など が放送内容に抗議し中止を求めたにもかかわらず、日本テレビは、放送継続を言明している。
そうした中、視聴者がスポンサーへ抗議の電話やメールを大量に送りつけスポンサー企業8社のうち、5社までがスポンサーを降板するという事態に陥っている。

2回放送までに降板を決定した番組スポンサー企業
1、キユーピー
2、JX日鉱日石エネルギー(エネオス)
3、エバラ食品工業
4、富士重工業
5、日清食品

3回目も継続して番組スポンサーを務める企業
1、花王(石鹸類、洗剤、化粧品ソフィーナ、カネボウ、生理用品ロリエなど)、
2、小林製薬(消臭元、熱さまシート、アンメルツ、杜中茶、キムコ、アイボンなど)
3、三菱地所(分譲マンション、プレミアムアウトレット各店)

<「明日、ママがいない」は単に「家なき子」の2番煎じだ>
番組は、単に日テレで過去大ヒットさせた「家なき子」の2番煎じの大ヒットを狙った「明日、ママがいない」となっており、「家なき子」での「同情するより金をくれ!」同様、過激な言葉が飛び交う内容となっている。当然日テレは「家なき子」を脚本製作した野島を、当番組でも監修に当たらせ、より刺激的に作られている。ただ、視聴率を稼ぎ、大ヒットさせることを夢見た日テレであった。

<時代は進み、イジメ問題が大問題になっている時世>
ところが、「家なき子」の時には携帯電話も一部しか普及していない時代であり、ネットでも限られた情報しか流れていなかった。
この間、パソコンの普及、携帯電話は今や国民全員が持つ時代であり、それもネットと融合した大容量・高速のスマホの時代に入っている。こうしたIT機器からいろいろな情報や知識が入り、また、誰でも発信することもできる時代になっている。
こうした、相互共有のネット時代に対して、一方通行のTVは、旧態依然の手法を繰り返し、今回は、その内容が児童のイジメ問題に直結するような言葉を出演者に吐かせたりし、見ていた人たちが驚き、こんな番組を流してよいのか、なんという内容の番組を流しているのだと日テレに対して抗議している。
滋賀県の皇子山中学校のイジメ自殺事件では、ネットで事件が取り上げられ大問題に発展、その結果、専門家や警察・裁判で全貌が明らかにされようとしている。ネットで問題とならなかった場合、学校長と教育長との隠蔽コンビで、何も明らかにされず、単なる中学生の自殺で片付けられていたと思われる。
TV局は、内容チェックがほとんど必要のないヨシモト番組ばかりにしてしまい、時代とともに変遷するドラマの社会的な影響を吟味することもできなくなっているようだ。

<番組スポンサーの実態は電通・博報堂>
TV業界のCM枠は、電通と博報堂がその殆どを牛耳っている。そのため、CMを流したい企業は、CMを電通や博報堂に対して、予算ともども一任勘定で依頼している。
上記8社はたまたま、電通などが8社のために押さえた時間帯に「明日、ママがいない」が放送されているだけだ。そうしたことは、視聴者には関係なく、「明日、ママがいない」のスポンサー企業となっており、当該企業は、放送内容に対して責任を持たざるをえない。

それを自覚したのが上記8社中5社であり、ネトウヨから韓流TVを一番流していたフジTVがたたかれた際、韓流ドラマのスポンサーだった花王もたたかれたが同社は一切無視、こうした視聴者の動きに対して無視を貫いた。今回の同様無視の動きのようだ。ただ、同社の取扱商品は、あまりにも視聴者と密接な関係にあり、 このまま大事に至らねばよいがと思われて仕方がない。小林製薬も視聴者との関係では同様だ。
三菱地所にいたっては世の中の動きなど馬耳東風のはずだ。

[ 2014年1月25日 ]
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