アイコン 2013年家電 国内出荷額過去10年で最高記録 消費税増税前の駆込需要も

2013年計(1月~12月)は、2兆2,893億円、前年比4.3%増となり、過去10 年(2003 年~2012 年)では最も高い出荷金額となった。
消費者の省エネ製品への関心が継続していることに加え、夏の猛暑・残暑の影響もあり、ルームエアコン、電気冷蔵庫の出荷が好調だった。また、住宅着工戸数の伸びに後押しされ、換気扇、食器洗い乾燥機等の住宅関連製品も好調だった。

<12月は・・・>
電気機器の2013 年12 月度の国内出荷金額は、2,422 億円、前年同月比12.7%増となり、7ヶ月連続のプラスとなった。
製品別では、ルームエアコンが586億円、同21.5%増と7ヶ月連続のプラス、電気冷蔵庫が460 億円、同26.9%増と2ヶ月連続のプラス、電気洗濯機が346 億円、同13.8%増と3ヶ月連続のプラスとなった。

消費税増税前の駆込需要は、単品の買替需要と新築による需要で3月まで続く。その後は、減税措置など住宅政策の内容により、4月以降も引き続き住宅着工が増加するならば、しばらくは増勢基調となるが・・・。

今や安物家電製品は、日本家電メーカーが中国・東南アジアで製造し、日本に輸入して販売している。そのため、家電製品が売れれば、輸入額も大きくなり、貿易赤字に拍車をかける。
中国・東南アジアの賃金は上昇しており、円安が110円ともなれば、日本での需要品は日本で製造したほうが安上がりとなる。ただ、為替を世界中のハゲタカがおもちゃにすることから、中国のように準固定性にでもしない限り、いつ何時、円高に振れる可能性は払拭できない。

[ 2014年1月28日 ]
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