東京電力が31日付けで発表した2013年4〜12月期（第3四半期）の連結決算 は、売上高が前年比10.8％増の4兆8,001億円、営業利益が2,313億円の黒字（前年同期は▲1,144億円の赤字）、経常利益が1,892億円 の黒字（同▲1,144億円の赤字）で、四半期純利益は7,728億円の黒字（同▲22円の赤字）となった。
　東京電力の四半期純利益7,728億円は、賠償金支払いのために原子力損害賠償支援機構から資金交付を受け特別利益計上、実際の事業収益に基づくものではないが、当交付金前の経常利益段階でも値上効果が寄与して1,892億円の黒字を計上している。
前年同期比４６５９億円営業増収となったものの、営業費用の増加は１,２０１億円にとどまったため、営業利益段階で、前期の▲１,１４４億円の赤字から一転根気は２,３１３億円の黒字に転換している。