アイコン 3日米NY株326ドル暴落 イエレン就任に洗礼 円高100.97円に

3日、イエレンFRB議長が誕生した。これまで副議長を務めていたことから、これまでのバーナンキの金融緩和縮小政策を継承しようが、目下の経済指数は一進一退となっている。
世界の株価は、中国勢の春節入りで買いも少なく続落、新興国の為替安と世界の株安が同時進行、下落スパイラルに陥っている。
3日のNYダウは、31日のNY市場の下落を引き継いだ3日の東京市場の下落に、アジア・欧州とも下落して、326ドルの大幅下落となった。
SGX日経平均も355円前後下落した取引となっており、4日の東京市場は、上場企業の好決算にかかわらず、3日に続き暴落するものと見られる。
また、円も、米国経済の弱い指数と新興国為替不安から買われ、100.97円となった。経済指数が回復してきているユーロも円に対して売られ136.55円まで円は値上がりしている。
世界経済によほどのインパクトのある案件が生じない限り、下げ止まりが期待できなくなってきている。

3日の米金融・経済の動き

1、JPモルガンの1月の世界製造業景気指数(PMI)は、52.9となり、12月の53.0から後退した。英国と日本が堅調ながら、米国の鈍化、中国・ブラジル・ロシアなど新興国が後退した。

2、FRBは3日、長期国債53億21百万ドルの応札分に対して12億46百万ドルの購入を実施した。

3、1月の米ISM(米供給管理協会)製造業景気指数は51.3に大幅後退、8ヶ月ぶりの低水準、12月は56.5だった。11月は2011年4月以来の57.0を付けており、2ヶ月連続して続落した。新規受注が落ち込んでいるという。

4、12月の建設支出統計(米商務省)は、前月比0.1%増加、年換算9305億ドルとなり、2009年3月以来の高水準となっている。民間が1.0%伸び、公共▲2.3%ダウンした。うち民間の住宅建設は2.6%の伸びだった。

5、米財務長官、債務上限引上問題、デフォルトの可能性示唆、2月末で万策尽きると。

6、ダラス地区連銀総裁、株安・新興国為替安にFRBの金融緩和縮小、一旦停止などありえずと。

7、マークイットによる1月のPMI(米製造業購買担当者景気指数)の改定値は53.7となった。11ヶ月ぶりに高くなった12月の55.0から後退した。
 

[ 2014年2月 4日 ]
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