アイコン NPO法人「大雪りばぁねっと。」岡田栄悟の逮捕に見る

当問題は、東日本大震災という極度のパニック状態の中で発生した、冷静さを欠いた山田町の(当時)町長の責任の何ものでもない。

東日本大震災の巨額の復興資金が不明朗に使われた疑惑に2月4日、遅すぎる捜査のメスが入った。
岩手県警に逮捕されたNPO法人「大雪りばぁねっと。」の元代表理事岡田栄悟容疑者(35)が震災直後に岩手県山田町入りし、一昨年12月に大雪が破綻状態にあることが露呈するまでの1年9ヶ月間、被災地でやりたい放題を繰り返していた。

今から全容解明することなど不可能に近いだろう。また、金は沈め、1円も戻ってはこない。9億円ともされる事業資金の半分は、内容が結果認められず、山田町が県⇒国に返却するというから、チャンチャラおかしいことだ。

当初から山田町に入ったほかのボランティアのNPO法人に対して恫喝を入れ、そのボランティアの親団体に公式に謝罪までさせていた異常さ。その後も当時の町長がお墨付きを与え続け、その町長は一時、岡田を役職付きの市の職員にする動きまでとっていた。そうした町長の庇護の下、やりたい放題・金の使いたい放題を行っていた。

極度の軍隊式でのNPO法人の運営、ブランド物の制服、ベンツのトラック、1千万円以上するとされる救助艇購入、ジェットスキーも何台も購入、1億以上とされる温浴施設の建設、ゲイの踊り子を多数呼んでの慰労会開催などなど、山田町はNPO大雪が破綻するまで、国発注の代理事業でありながら、ろくに資金使途のチェックもせず、予算を垂れ流し続けていた。また、こうした資金隠しに県外にリース会社(石川県の「オール・ブリッジ」)まで設立して、計画的かつ大胆に復興資金を使いまくっていた。
ところが、町長が交代、2013年分(2013年3月までの分)の国からの事業資金を、2012年10月までに使い果たし、11月に支払う本来の事業目的(被災し仕事がなくなった被災者の救済事業)で、仕事をした被災民への給与を支払えなくなり、新町長に以前のように追加予算をせびろうとしたものの、新町長が支払いを拒絶、問題が表面化した。だが、後の祭りだった。
すべて当時の町長の責任である。その町長にへつらった担当部長・担当課長の責任も免れない。

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[ 2014年2月 6日 ]
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