アイコン リソー教育/退会者に受講料返却せず数十億円を水増し計上 「TOMAS」

首都圏を中心に学習塾「TOMAS」の名前で展開する「リソー教育」が、退会した受講生が前払いしていた受講料を売り上げに計上するなどして、売り上げを水増ししていた疑いがあることが判明した。
証券取引等監視委員会は、水増しはグループ全体で数十億円に上る疑いがあるとみて調査を進めている。

1、リソー教育は、受講生が退会した際に前払いの受講料を返すことになっていたのに返還せず、返還を求められなかったとして売り上げに計上していたという。

2、家庭教師を派遣する子会社では、サービスで金額を割り引いたり無料で行ったりした授業について正規の指導料を受け取ったようにしていたという。

こうした不正は、現場の責任者が売り上げの目標を達成しようと行っていたとみられ、証取委は、水増しは、昨年までの6年余りでグループ全体で数十億円に上る疑いがあるとみて調査を進めている。
また、会社側は弁護士などで作る第三者委員会が、10日にも報告書を公表するという。

リソー教育は昭和60年に設立され、個別指導を売りに少子化の中でも業績を伸ばし、去年、グループで217億円の売り上げを計上している。

同社は、平成25年12月16日に不正経理を公表し、調査委員会の設置を報告していた。

リソー教育殿へ:退会者に遡って返金してください。

連結/百万円
11/2期
12/2期
13/2期
14/2期予
売上高
18,751
20,146
21,788
22,800
営業利益
2,694
2,807
2,766
3,092
経常利益
2,663
2,771
2,735
3,052
当期利益
1,366
1,295
1,527
1,530
今期予想は2013年10月11日発表分
[ 2014年2月10日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索