即席棒ラーメンのマルタイ(福岡)/第3四半期 生麺攻勢に苦戦か
即席麺業界は、東日本大震災における大特需は別として、今や、東洋水産の生麺シリーズの大ヒットにより、生麺指向が続いている。一方、小麦粉など円安による原材料調達コストは上げているものの、既存袋麺はバーゲン対象商品になり、販売価格が値下がりしている。
同社は、生麺に近い得意の棒ラーメンが前年同期比11.9%増の15億88百万円と好調だったものの、袋麺が前年同期比▲17.6%減の2億78百万円、皿うどん(▲0.5%減の14億07百万円)やカップ麺(2.8%増の23億68百万円)はボチボチだった。
同社の業績悪化は、本店兼工場を福岡市西区周船寺から同区今宿青木に移転し、建物・機械類の減価償却費が製造コストに反映しての赤字となった。
周船寺の旧本社工場は、前期になる2013年1月25日、同社筆頭株主の西部ガスに対し、7億23百万円(簿価3億67百万円)で売却済み、前期特別利益を1億50百万円計上、今期特別利益を計上できるものはない。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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13年3月第3四半期
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5,538
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140
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157
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118
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14年3月第3四半期
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5,701
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-400
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-396
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-383
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14/Q3/13/Q3比
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102.9%
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14年3月期予想
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7,700
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-450
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-450
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-440
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14期予想/13期比
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104.1%
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13年3月期
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7,400
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-72
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-44
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54
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12年3月期(14ヶ月)
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9,085
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611
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637
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317
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11年1月期
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6,881
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508
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543
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299
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[ 2014年2月12日 ]
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