1月の訪日客、過去最多94万人 前年比41%増 中国・香港から倍以上
政府観光局(JNTO)は19日、1月に日本を訪れた外国人旅行者が推計で94万4千人だったと発表した。前年同月比41.2%増で、1月としては過去最多となった。
海外観光客にとって、円安による割安感が浸透してきたこと、中国人の反日感情が薄らいできたこと、中華圏の春節(旧正月)休暇が本年は1月末からと追い風になり、大幅に増加した。また、東南アジアの観光ビザ発給緩和も増加要因となっている。
1月としては、中国・台湾。香港・タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア・ベトナム・インド・アメリカが過去最高を記録、オーストラリアにいたってはスキー客が増加して年間を通して単月では過去最高を記録している。
韓国は、反日感情と東電福島第1原発事故の汚染水タレ流し問題からの不安により、昨年10月以降、前年同月比でマイナスが続いたが、春節もあり9.0%増となった。
国・地域別では、韓国が25万5,500人で1位。次いで台湾が19万6900人、中国が15万5,700人だった。
(今年の中国・香港からの観光客増は、一昨年の尖閣問題で減少した反動がある)
(韓国の場合、同胞が日本に53万人住んでおり、親戚など関係者を訪ねる人たちが多い)
お・も・て・な・し
2014年1月 訪日客数
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2014年
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1月
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伸率
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総数
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943,900
|
41.2
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韓国
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255,500
|
9.0
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中国
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155,700
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115.3
|
台湾
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196,900
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76.8
|
香港
|
63,400
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103.0
|
タイ
|
27,200
|
68.9
|
シンガポール
|
10,900
|
53.3
|
マレーシア
|
14,000
|
84.0
|
インドネシア
|
7,100
|
6.4
|
フィリピン
|
9,200
|
22.7
|
ベトナム
|
6,700
|
34.1
|
インド
|
6,900
|
9.3
|
英国
|
14,000
|
21.1
|
フランス
|
9,100
|
9.1
|
ドイツ
|
7,400
|
10.1
|
ロシア
|
4,300
|
14.0
|
米国
|
59,700
|
16.5
|
カナダ
|
12,800
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27.4
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豪州
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37,400
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18.1
|
その他
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45,700
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色付は50%以上増加した国々。
[ 2014年2月20日 ]
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