実数の減少が最も大きかったのは九州の▲７７８戸減。次いで東北▲４０４戸減、四国▲２８８戸減、北陸・山陰▲１６２戸減。

(主要地域と主要都市は)
1、   首都圏の都県別発売戸数は、東京都は前年比３５.１%増の３万２，７７６戸、神奈
川県４．８%増の１万１，８０５戸、埼玉県は１３．５%増の６，６１７戸、千葉県は２４．２%増の５，２８０戸。
　　　都区部（２３区内）は４６．１％増の２万８，３４０戸と大幅増となった。
2、   近畿圏の府県別発売戸数は、大阪府は前年比▲０．６%減の１万４，９２１戸、兵
庫県１４．２%増の５，８３５戸、京都府は２７．７%増の２，３０１戸、奈良県１１．１％増の７２３戸、滋賀県１３．４%増の７４３戸、和歌山県２８１．８%増の１６８戸となった、
3、   主な地方中核都市の発売戸数は、札幌市は前年比１７．５%増の１，６８５戸、仙
台市は▲３．２%減の８４７戸、名古屋市６．７%増の３，６１９戸、広島市は２９．６%増の１，７７５戸、福岡市６．１%増の３，６６１戸であった。
（３）１戸当りの価格は４，１７４万円で、前年（３，８２４万円）比３５０万円、９．２％のアップ。
１㎡当たり単価は５８．０万円で前年比４．９万円、９．２％のアップであった。
平均価格が前年比でアップとなったのは３年ぶり、㎡単価が前年比でアップとなったの
も３年ぶり。
また、平均価格が４，０００万円を上回ったのも、㎡単価が５５．０万円を上回ったのも、いずれも３年ぶりである。
（４）マンションの発売総額は、約４兆３，９４５億円、前年（約３兆５，８９０億円）比８，０５５億円、２２．４％の増額。　
（５）事業主別供給戸数首位は三井不動産レジデンシャル（７，４７６戸）で、第２位は野村不動産（６，５１７戸）、第３位は住友不動産（５，８７９戸）、第４位は三菱地所レジデンス（５，５９９戸）、第５位は大京（２，９１３戸）。

（６）２０１４年の発売は１１．００万戸（４．５％増）。５年連続で増加する見込み。
　首都圏が５万６０百戸（▲０．８％減）、近畿圏２万５０百戸（１．３％増）、東海・中京圏７０百戸（１７．５％増）、九州地区１万１５百戸（２０．８％増）、中国４３百戸（２０．２％増）。
首都圏が微減のほかはすべて増加を見込んでいる。ただ、首都圏のシェアは５０．９％と依然高い数値であり、大手企業中心の一極集中型市場には大きな変化はない。