アイコン 長崎市議会 駅の巨大コンベンション施設準備予算カットし修正予算可決 140億円建物

長崎市議会環境経済委員会は12日、新年度(2014年度)一般会計当初予算案から、コンベンション施設整備推進費1940万円を削除する減額修正案を可決した。
田上市政が、JR長崎駅周辺での整備を検討し、建設費だけで144億円を見込む大型施設だが、経済効果などに疑問の声が出た。
「市長の説明を聞かないと判断できない」として、27日に全員協議会を開き、田上富久市長の説明を聞くことになった。
 問題の整備推進費は、コンベンション施設の事業内容を詳細に検討するための費用。
環境経済委で、市側は施設の経済波及効果として年間140億円が見込まれると説明したが、委員から「既存施設の衰退につながらないか」といった慎重意見が相次いだ。
 田上市長は、実際に施設を整備するかどうかの判断を年度内に示すとしているが、委員からは「仕様書ができる9月以降に判断を延ばすべきだ」との意見も出ている。
以上。

長崎駅の区画整理事業は、一等地にあった地権者の利益を、計画通り多数決主義で排除するなどし、その代わり、国道に面するその一等地に公共建物のコンベンション施設を建てる計画など公共建物建築ありきの整理事業となっている。法律に基づく区画整理事業の精神のかけらもない。当初から土地収用法に基づき収容すべき事業のやり方である。当然、土地収用法を執行できる内容でないが・・・。
市は市役所の移築建て替えも計画しており、当大型建築工事も、いつものメンバーがいつものゼネコンに、地元の懇意の建設会社にJVを組ませ、下請けはどこやらここやらに建築させる水面下の動きもすでにある。

長崎市を活性化させるためにコンベンション施設が本当に必要なものなのか、再考していただきたいものだ。新しい建物やサルクだけでは持たない。

長崎県立総合体育館(アリーナかぶとがに)、長崎市民会館、長崎ブリックホール、長崎市公会堂、長崎市平和会館、長崎新聞文化ホール・アストピア、長崎県総合福祉センター 、三和公民館、長崎市チトセピアホール、長崎市南部市民センターなどがすでにある。
既存のこうした施設の稼働率はどれほどなのか、既存の施設の価格は適切か、500人規模、1,000人規模、2,000人規模、3,000人規模のコンサートや大会は、それぞれ年何回どこで開催されているのか、希望ではなく現実面からどんな会合を誘致しようとしているのか、採算性はどうなのか、いつもの開発のためのごまかしではなく、現実に基づいた数値が必要だ。本当に必要なのか、開発ありきではないのか。いつものことだが、有識者会議など100%市の意向に添うようにメンバーが集められていることから、100%信用できないものだ。
140億円も建設資金が巨額ならば、建てた後も、維持費がいくらでもかかり、市民のために使用すべき金(税)を喰うことになる。・・・市民が問うものだ。

[ 2014年3月13日 ]
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