アイコン 1月の建設工事受注動向 受注総額6.4%増 公共投資10.9%の大幅増

 国交省が10日発表した建設工事の受注額動向では、1月の受注高が4兆9,721億円で,前年同月比6.4%増加している。うち元請受注高は3兆669億円で,同2.7%増加し,下請受注高は1兆9,052億円で,同13.0%増加した。
 元請受注高のうち公共機関からの受注高は8,720億円で,同10.9%増加し,民間等からの受注高は2兆1,949億円で,同0.2%減少した。

例年ならば、年度末までに発注は終わり、1月も大幅に減少するところであるが、セメント屋の麻生閣下が、消費税増税の下振れ懸念排除に力を入れており、また、10~12月のGDPもよくなかった事から、ジャンジャン発注させているようだ。
 ところで、下請受注額が2桁も伸びており、建設技能者の人手不足は深刻になっている。ここまでくると、建設技能者の労賃がどこまで増加するか見当が付かなくなってくる。

東京のビジネス街区計5区のオフィスビルの空き室率も1年前の8.57%から本年2月は7.01%まで下落し続けている。世は低金利の上、黒田日銀バラ撒き隊による資金タレ流し効果も出てきており、2020年東京5輪めがけて民間の建設ラッシュは続くことになる。すでに、アメリカのハゲタカ不動産ファンドも再び巨万の金貨を積み浦賀に上陸している。

1.受 注 高
 1月の受注高は,4兆9,721億円。
 ・前年同月比 6.4%増加。

1)元・下請別(資料編,表Ⅰ-1参照)
 元請受注高は,3兆669億円。(前年同月比 2.7%増加)
 下請受注高は,1兆9,052億円。(同 13.0%増加)

2)業 種 別(資料編,表Ⅰ-2参照)
 総合工事業は,3兆548億円。(同 8.0%増加)
 職別工事業は,6,517億円。(同 8.2%減少)
 設備工事業は,1兆2,656億円。(同 11.7%増加)

2.元請受注高
 1月の元請受注高は,3兆669億円。
 ・前年同月比 2.7%増加。

1)発注者別(資料編,表Ⅰ-1参照)
 公共機関からは,8,720億円。(同 10.9%増加)
 民間等からは,2兆1,949億円。(同 0.2%減少)

2)工事種類別(資料編,表Ⅰ-1参照)
 土木工事は,8,583億円。(同 10.9%増加)
 建築工事は,1兆9,319億円。(同 0.1%増加)
 機械装置等工事は,2,766億円。(同 2.1%減少)
※ 建築工事には建築設備工事を含む。

3)業 種 別(資料編,表Ⅰ-2参照)
 総合工事業は,2兆2,882億円。(同 2.8%増加)
 職別工事業は,1,474億円。(同 19.7%減少)
 設備工事業は,6,313億円。(同 9.3%増加)

[ 2014年3月10日 ]
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