アイコン ユニクロ/花柄の英「キャス・キッドソン」を425億円で買収へ Cath Kidston ファーストリテ

0414_04.jpg13日付の英紙サンデー・タイムズは、カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが、英国の人気雑貨ブランド「キャス・キッドソン」を買収する交渉を進めていると報じた。買収価格は2億5千万ポンド(約425億円)程度が見込まれる。
 頭打ちの日本市場を補うのが狙い。ファーストリテイリングは、2013年8月期連結決算で1兆円を超えた売上高を5兆円にまで伸ばす目標を掲げており、欧米での事業拡大に力を入れている。
 キャス・キッドソンは、花柄(薔薇が多い)などをデザインした雑貨(バックや陶器類など)や衣料・子供服で日本でも人気がある。(世界へ展開しているが、英国(直営)と日本(提携)が突出している)
以上。

<歴史>
Cath Kidstonは、1993 年にデザイナーのCath Kidstonが、ロンドンのノッティング・ヒル近くホランド・パークに、彼女の幼少期の記憶からインスピレーショされた、ヴィンテージの生地、壁紙、中古家具などを扱う小さなショップを構えたことからブランドの歴史をスタートした。
伝統的な英国のカントリースタイルに、彼女のユニークでウィットに富んだアイデアを加えた商品はたちまち大きな反響を呼び、その後徐々にオリジナルのプリントや商品のデザインを始めた。

1番最初の作品の1つであるアイロンボードカバーは、実用的でありながら、オリジナリティのある花柄が非常に斬新で、後にCath Kidstonを代表するスタイル。
ホームウエア、ウィメンズウエアやアクセサリーそして2008年には子供服のラインもスタートし、商品カテゴリーのバリエーションとともにCath Kidstonの世界は多くの女性から愛されている。

近年Cath Kidston社は、英国で生まれた最も影響力があり、独創的なデザイン企業の1つとなり、インターナショナル・ライフスタイルブランドとして、そのフィールドを着実に世界へと広げている。 2010年2月には、そのビジネスへの貢献と成功が認められCath Kidstonは新年叙勲者リストに ノミネート、エリザベス女王から大英勲章第5 位を叙勲された。

<日本での現展開はサンエー・インターナショナル>
すでに日本でも、東京・大阪を中心に32店舗展開している。福岡ではパルコ内に店舗を有している。日本での事業展開会社は、当初、ユナイテッドアローズが主となって展開していたが、2011年春夏シーズンよりサンエー・インターナショナルが日本における輸入販売事業を承継して展開している。

<ファーストリテイルリング>
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
13年8月第2四半期
614,841
96,658
107,760
65,449
14年8月第2四半期
764,349
103,204
107,584
64,557
14/8Q2/13/8Q2比
124.3%
106.8%
99.8%
98.6%
14年8月期予想
1,370,000
145,500
149,500
88,000
13期予想/12期比
119.9%
109.5%
100.3%
97.4%
13年8月期
1,143,003
132,920
148,979
90,377
12年8月期
928,669
126,450
125,212
71,654
11年8月期
820,349
116,365
107,090
54,354
2014年8月中間期における国内ユニクロ事業の売上高は4,055億円(同4.7%増)、海外ユニクロ事業の売上高は2,320億円(同77.6%増)
[ 2014年4月14日 ]
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