４件の爆破事件は、カセットこんろ用のガスボンベを持ち込み、加熱させ爆発させようとしている点が共通点とされる。

１月２７日、札幌北署駐車場でガスボンベが爆発し、ワゴン車の一部を焼損。
２月２０日には大型ディスカウントストア「ＭＥＧＡドン・キホーテ新川店」で商品棚などを焼き、焼け跡から破裂していないボンベが見つかった。
３月１８日、大型商業施設「イトーヨーカドー屯田店」立体駐車場でボンベが爆発し、乗用車の一部を焼損。
３月２７日には大型ホームセンター「ジョイフルエーケー屯田店」の男子トイレでボンベが爆発し内部を全焼した。
　
現場は半径３キロ圏内に点在、３件目と４件目だけが隣接。ボンベは１件目と２件目が同じメーカーで、３件目は別のメーカーだった。４件目はボンベが原形をとどめていないため、判明していない。

犯行日の間隔は狭まっており、１～３件目は２４～２６日開いているが、４件目は前回からわずか９日後。さらに他の３件にはない画びょうのようなものが見つかり、人に危害を与えるため、トイレ個室に画びょうを仕掛けた疑いも浮上している。

　防犯カメラがあったのはドン・キホーテのみで、他の３件は駐車場とトイレでカメラがない死角だった。
捜査関係者は、犯行日の間隔は狭まり、手口も過激になっている。入念に下見するなど用意周到だったのではと危機感を募らせている。
以上、道新参照